すべてを受けいれる 否定しないで
という話を聞いたり思ったりする時
いつも思い浮かべる詩があります
金子みすずのふたつの詩
しっとり心の中に入ってきます
私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
土
こッつん こッつん
打(ぶ)たれる土は
よい畠になって
よい麦生むよ。
朝から晩まで
踏まれる土は
よい路になって
車を通すよ。
打(ぶ)たれぬ土は
踏まれぬ土は
要らない土か。
いえいえそれは
名のない草の
お宿をするよ。
という話を聞いたり思ったりする時
いつも思い浮かべる詩があります
金子みすずのふたつの詩
しっとり心の中に入ってきます
私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
土
こッつん こッつん
打(ぶ)たれる土は
よい畠になって
よい麦生むよ。
朝から晩まで
踏まれる土は
よい路になって
車を通すよ。
打(ぶ)たれぬ土は
踏まれぬ土は
要らない土か。
いえいえそれは
名のない草の
お宿をするよ。