円安が急速に進んだ。 パウエルFRB議長のインフレ抑制スタンスか
円安基調が強まったのは、22年3月に米連邦準備制度理事会(FRB)が金利および量の両面から金融引き締め策を加速する姿勢を示したからだ。これを受けて日米の金利差が拡大するとの観測が広がった。円を売ってドルを買う動きが強まりそうだ。
円安基調が強まったのは、22年3月に米連邦準備制度理事会(FRB)が金利および量の両面から金融引き締め策を加速する姿勢を示したからだ。これを受けて日米の金利差が拡大するとの観測が広がった。円を売ってドルを買う動きが強まりそうだ。
4月の約1カ月間で円相場は1ドル=118円台から129円台まで円安が進んだ。以降で 1ドル=135円前後になる。
潮目が変わったのは6月10日の5月の米消費者物価指数(CPI)の発表だ。物価動向はFRBが金融引き締めの重要指標。40年ぶりの伸び率を記録した3月の前年同月比8.5%上昇から4月は同8.3%上昇だったため、前年同月比8.6%上昇と、物価上昇が止まらない以上、米国はさらに強い金融引き締め策を実行するのが確実と。米長期金利は上昇。日米の金利差は拡大し、ドルを買う動きが強まる。即ち円安だ。
潮目が変わったのは6月10日の5月の米消費者物価指数(CPI)の発表だ。物価動向はFRBが金融引き締めの重要指標。40年ぶりの伸び率を記録した3月の前年同月比8.5%上昇から4月は同8.3%上昇だったため、前年同月比8.6%上昇と、物価上昇が止まらない以上、米国はさらに強い金融引き締め策を実行するのが確実と。米長期金利は上昇。日米の金利差は拡大し、ドルを買う動きが強まる。即ち円安だ。
次のFOMC(米連邦公開市場委員会)の注目ポイントは
短期金利の指標となるフェデラルファンド(FF)レートを6月と7月に0.5%ずつ引き上げることが確実視されているが、0.75%の大幅利上げもあるのではと。 逆に現状維持だった場合は、円が買い戻される動きが出るだろう。