MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

野鳥は大島桜が好き?

2010年03月20日 | あらかると
桜を撮っていると、桜を啄ばむ様々な野鳥を目にすることが出来る。
ヒヨドリや目白や雀などがその代表的なもので、以前新宿御苑ではワカケホンセイインコが桜を啄ばむ姿を見かけたことがある。

上野公園でよく見られるのはヒヨドリと目白である。初春の寒桜や河津桜や大寒桜では良く見かけられる光景である。ヒヨドリと目白には敵対心が無いようで、同じ場所にいることが多い。目白はつがいで居る事が多く、一匹を発見すると近くにはもう一匹が必ずいるといった具合である。

染井吉野が咲き始めると、花が多くなることもあって発見しにくくなるが、大島桜に行くと発見できることが多い。
大島桜の葉は「桜餅」を包む葉の原料にもなるように、葉には独特の良い香りがある。もしかすると花の蜜も他の桜より甘く美味しいに違いなく、野鳥はそれを知っていたのだ。

写真は団地の中にある大島桜に来ていた目白。たまたまスポット測光の対象が目白の体にヒットしたため、目白が適正露光となった。


桜に対しては露出オーバーとなり、花などは消えてしまっていたので「失敗写真」と決め付けながらも、100%に拡大した写真を見て笑ってしまった。嘴や顔(?)が花粉にまみれていたのである。「君は蜜蜂か?」


ワカケホンセイインコについてネットを検索したところ、「杉子WEBlog」にて、桜を啄ばむ写真を発見しました。
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沈丁花

2010年03月18日 | 写真俳句
街中を歩いていると沈丁花の香りがあちこちで流れている。沈丁花を目にする前に近くに沈丁花の花が咲いていることを知る。

第一線で仕事をしていた頃は、業者の接待や式典のパーティーなどに参加することがあったが、パーティのあとは必ずといってよいほどにクラブなどへ繰り出す。アルコールにはアレルギーのある私だが、ホステスたちはウーロン茶に氷を浮かべて「ウィスキーの水割」のごとくに作ってくれる。様々な情報も持っていて私たちを飽きさせることがなかったし、香水の使い方も上品だった。

沈丁花の季節になると、夜の香りに包まれていた頃を思い出す。

伝説となった六本木の会員制超高級クラブ「TSK CCC」は更地になってしまったそうだが、思い出の場所が消えて行くのはやはり寂しいものです。
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α380の手ブレ補正効果

2010年03月17日 | あらかると
昨日の380による「桜」撮影は手ブレが多く散々だった。

下の写真では余り目立たない手ブレも・・・

原画では下の通り、手ブレによると思われるボケ具合が激しい。
DATAはF5.6、シャッター1/200、450mm端、ASA100。


原因は望遠端(35mm換算で450mm)を使って桜の花を撮るためブレやすいこと、ミノルタXiレンズ100-300mm(不人気の失敗作といわれているが)のF値は4.5~5.6と暗いためシャッタースピードが遅くなる。
この日はISO100設定のPモード撮影だったが、撮影結果をみると殆どがF5.6の開放値だった。こうなると当然被写界深度も浅く、花のバックも暗いためシャッタースピードも遅くなる傾向にあり、ブレの確率は高くなる。
Pモート撮影の時には、ISO設定をせずにAuto(ISO100~400の範囲に自動設定)にすると、シャッタースピードも上がるはずなので近日中にテスト予定。

更にマニュアル(380取扱説明書)には、シャッターボタンを半押ししないと「手ブレ補正の効果が得られにくい」と書いてある。更に「手ブレインジケータの点灯数が減るのを待ってゆっくりとシャッターボタンを押す」とある。ゆっくりと・・・していられないときはどうするの?
眼鏡を掛けている為、眼と接眼部が密着せず、ファインダーの下の部分は殆ど見えない私は、「インジケーター」がファインダーに表示されていることすら判らなかった。

更に更に、手ブレ補正を常にON状態にしている私にはショッキングな記述が、「三脚を使った場合は手ブレ補正機能が誤作動する恐れがある」・・ここまで気を使わないと「まともに撮れない可能性がある」のかとショックだった。
撮影は基本的に機動性優先の感覚重視のため、三脚は必要ないので上記の心配は少ないが、ベンチの上に置いたり地面に置いたりして撮ることも有り注意は必要ということになる。

これまで使っていたLUMIX-FZ30は、ISO80に設定してPモードで撮っていたが手ブレの失敗は非常に少なかった。ファインダーを覗いて、シャッターを押せばまともに写っているのである。
LUMIXのレンズの明るさがF2.8~F3.7(35~420mm)で、380で使ったレンズよりは数段階も明るく手ブレが少なかったため、「手ブレ補正」というものを過大評価していた可能性があるが、380で急な撮影をする場合には「手ブレ補正」は無いものとして考えなければならないかもしれない。
ISOをautoにすることでどれほど手ブレを防げるのか、そんな面白いテストを明日行なう予定です。

そんなレンズでも、遠くのものを写すと手ブレもだいぶ解消され、まあまあの描写力を示す。200mぐらい先の弁天堂の屋根の原寸画像の部分トリミングが下の写真で、巻頭の写真が全体写真の縮小したものです。DATAは、F5.6、シャッター1/250、315mm、ISO100でした。


下の写真は2003年に、NIKON-E700という200万画素単焦点のデジカメで撮ったものですが、こんなビビットな、強いて言えばKODAK-エクタクロームのような色再現を望みたいのですが、380は「ビビット」設定で写したRAWから現像しても私の希望する色を得ることが出来ませんでした。
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上野公園の桜次々と開花

2010年03月16日 | あらかると
家の中はどちらかというと涼しかったのに、一歩外に出ると「もやーっと」生暖かい。夕方には寒くなるとの予報があったので、セーターに春物のジャンバーを引っ掛けて出たものだから、一日中暑かった。千葉では3月としては初の真夏日を記録したそうだ。

今日の桜取材のコースは以下の通りです。
なお、開花してから満開になるまで、暖かい日が続けば3~4日で、冷え込んだ日が続けば1週間程度で満開になりますので、このブログで「開花」と書かれていても、見ごろにはまだ早いのでご注意ください。

上野駅不忍口→不忍口公園入口中央通(小彼岸桜)→袴腰(紅枝垂桜・大寒桜)→不忍池南岸(陽光・雛菊桜)→弁天堂(寒緋桜)→五条天神社(大寒桜)→清水観音堂裏(オカメ、子福桜)→伊豆栄梅川亭前→上野東照宮(満開の辛夷)→動物園前遊園地(江戸彼岸桜)→上野公園開花観測基準木(蕾の状況観察)→小松宮銅像前(小松乙女の蕾観察)→大噴水周囲(寒緋桜、大寒桜、アカバザクラ)→東京国立博物館庭園(大島桜開花、江戸彼岸枝垂桜の蕾観察)

不忍口公園入口中央通の小彼岸桜


袴腰(京成上野駅の上にある広場)の紅枝垂桜


不忍池南岸の陽光


不忍池南岸の雛菊桜


弁天堂前の染井吉野の蕾


清水観音堂裏のオカメ、半分ほど散っていました。


上野東照宮の満開の辛夷(コブシ)


東照宮の中門の前の染井吉野の蕾の状態。この場所が公園内では早く咲き始めます。今日の蕾の中でも一番成長していました。あと2~3日くらいで開花するものと思われます。


上野動物園正面入り口の近くにある小さな遊園地の江戸彼岸桜、日当たりの良いところは5分咲きです。


上野公園開花観測基準木の蕾の状況。あと4~6日で開花するものと思われます


小松宮銅像前の「小松乙女」の蕾。毎年、染井吉野に先んずること1日か2日前に咲きはじめます。この状態からするとあと2~3日で開花するかもしれません。


大噴水横の「アカバザクラ」、桜ではなくスモモの仲間です。桜の名称が付いているので特別に掲載しています。


東京国立博物館の本館横の大島桜、2輪開花していました。
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上野公園、3月16日の開花情報(速報)

2010年03月16日 | あらかると
上野公園の桜の開花状況を取材してきました。写真は加工作業があるので夜半には投稿できる予定です。

咲き始めた桜。国立博物館内の「大島桜」が2~3輪。
不忍池の「陽光」が5輪ほど開花、その近くにある「雛菊桜」が10輪程度開花。
公園下(袴腰交番横・京成上野駅の真上)の「紅枝垂桜」の一部が開花、その近くの公園中央通入り口付近にある「小彼岸」が2分咲き程度。
上野動物園前の遊園地の横の「江戸彼岸」が開花し日当たりの良いところは3分咲程度。

寒桜はすでに葉桜になっており、大寒桜も花の終期を迎え2分ほどは散っていました。「時忘れじの塔」近くにある2本の「オカメ」も花の終期を迎え3分ほど散っていました。子福桜は新芽の葉が出ていましたが、花も付けており秋冬春と次々咲いている様子で「開花時期」は不明。
大噴水横の数本の寒緋桜が満開、その中の1本、早咲きの寒緋桜が葉桜になりつつありました。
五条天神社の2本の大寒桜が満開。
修理中の上野東照宮の「辛夷」の大木が満開。
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