宮沢りえさん主演。
持ち前の明るさと強さで娘を育てている双葉が、突然の余命宣告を受けてしまう。双葉は残酷な現実を受け入れ、1年前に突然家出をした夫を連れ帰り休業中の銭湯を再開させることや、気が優しすぎる娘を一人立ちさせることなど、4つの「絶対にやっておくべきこと」を実行していく。会う人すべてを包み込む優しさと強さを持つ双葉役を宮沢りえが、娘の安澄役を杉咲花が、失踪した夫役をオダギリジョー。ほか、松坂桃李、篠原ゆき子、駿河太郎らが脇を固める。
〇レビュー〇
なかなかに映画見終わったあとも
ずっと胸に残るくらい響いた映画でした。
私の心も沸いた!沸いた!
とってもよかった。
古臭い、昭和か!という
レビューもありましたが
私はこの愛が勝つ的な…
愛で動かせるものがある的なお話は
大好物!であります。
私自身、ハートtoハート、と
高校生のときから口癖のようにいっており、
愛は人の心を動かせるし、救えると
信じて暑苦しく生きているタイプです(笑)
まさに、ヒッチハイカーの松坂君を
抱きしめたとき、頭ポンポンしたとき、
おしっこをもらしたアユコを抱きしめて
パンツをためらわず脱がせてあげたとき、
厳しくして学校へ行かせた娘の帰りを
心配で、心配で外で待っているとき、
探偵さんの娘のお口を自分のハンカチで
ためらわずに優しくいとおしいものを
見る目で拭いたとき、
も~~~~
双葉(母)の愛が止まりません!!
もうそこそこ!ってかゆいところに
手が届くように愛をぶつける双葉!!
オダギリさんのような旦那さんの奥さんに
なったのもとっても納得。
でも最後の方は
ひたすらに辛かった。
最初はたくさんアツいものをもらえたけど
もう…どんどん衰弱していく双葉を見るのが。。
あんなに愛であふれて元気だった分、
すごくすごくくるものがあって。
最後の病室での
娘、安澄(あずみ)とのシーンは本当に…
本当に胸が詰まりました。
最初はアツかった心は
最後はあったかくなっていきました。
まさかあんなラストだとは。
本当に湯を沸かす熱い愛だった笑!
でも、人のために、まわりのために
愛が溢れる双葉、
でも双葉自身はとても愛に渇望してた。
だからこそ周りにあそこまで愛が
溢れてたのかな。
すごいな。
本当に惜しみない愛だった!!
気持ちよかった!!
あまりにも辛すぎるシーンがあるから
リピートはなかなかできないけど、
また心あたたまりたいとき、
よりどころがほしくなったときに
見返して元気もらいたい映画でした。
大好き!!