令和エンカウンター日記

日々の出会い、気付きを気まぐれに・・・

完全主義、完ぺき主義、潔癖主義(1)

2020年02月06日 | 日記
社会が高度化してくると、人々の要求水準も高くなり、より高度なもの、より完ぺきなものを求めるようになります。

それで高度社会は全てに「金メダル」を求めるようになりますね。

そこで「金メダル以外は全て無意味」という言葉が生じ、皆「金メダル」「三ツ星」を目指して血眼になってしまいます・・

日頃、金メダルや三ツ星に全く縁のない人も、そういう人に夢を託しているようです。

「二番ではいけないのでしょうか」という、あの言葉に国民は皆失笑しましたが・・

誰も論理的に反論していませんね・・金メダルは多くの国民のささやかな夢ですから・・

しかし、W杯ラグビーはどうだったでしょうか!

八番目なのに国民は大満足でしたねえ・・

ラグビーで国民は二番目や八番目の価値に気づいたようです。

さらに予選の一試合一試合の価値にも気づいたようです・・

陶芸家は完璧を目指した花瓶を作ります・・展覧会では花瓶しか並んでいません・・

花が生けられてこその花瓶なのに・・

花瓶が完ぺきなものだと、花が必要ではなくなり、花瓶自体が独立してしまいますね・・

そういう花瓶はもったいなくて、日頃は桐の箱にしまっておきます。

使えない花瓶に価値を求めてしまうのも人間の性でしょうか・・