makoの喜怒哀楽

俳句は自分史・転記は禁じます

2014年12月26日 | 

makoの「喜・怒・哀・楽」

この一年を振り返って「怒」をちょっと

大体がぼーっとしているmakoなので「怒」ことには遅い

それでも今年一番の「怒」は偽のお酒を買わされたこと

遡ること奈良旅行での話

奈良町のお店で買ったお酒は真っ赤な偽物だった

店の外の格子戸の前にダミーを置いて売っているお店

でもね、ダミーを買ってきたのではないんですよ

makoいくらぼーっとしていてもそれくらいは判断できますから^^v

本当はここでその店の名前を公表したいのですが

ことの顛末は製造元さんである「北岡酒店」さんが誠意を見せてくださったので

北岡さんに免じて許してあげよう^^

ですが、書かずにいられない

 

偽物を買わされたとはつゆ知らずその夜ホテルでお酒の栓を開けてみた

ホテルのルームキーが偶然写っているのも証拠の一つ

但し、器はホテルの湯飲み茶わんだな、味見の積もりだったから

・・・柿の果肉入りとあらば甘いはず

が、無味無臭、いくらお酒に無知に近いmakoだってそのくらいは判りまする^^v

今でこそ、飲まないが以前はリキュールくらいは飲めていたのです

それに果実入りだからまさにmako好み^^♪

なのに、無味無臭、これいかに?

目の前にいた J 子姉さんに「ねぇ、、ちょっとこれ飲んでみて、変じゃない?」

「これ、おかしい、ただの水の味やに!!」

どれどれと、飲めないお恵姐さんまで飲んでみたけど全員一致

 

それでもmakoは翌朝独りで早朝散歩に出かけてカメラでご満悦^^♪

帰ってから、早く電話をしなければと促された^^

製造元さんにTELをしたのは私もM姉さんもレシートを貰っていなかったから

私たちが失くしたのではなく、出ないのが普通のようなお店だった

店主は高齢で、何度呼んでもなかなか出てこない、そんな店だったから

レシートも出ないのも暗黙の了解のように感じたていたし

なので、製造元さんに連絡するしか手段がなかったのでした

 

いきなり「お酒が水です」という言い方も失礼だしと思い

「お水と思うのですが、私の勘違いでしょうか・・」

ぐらいの感じで話始めると、M姉さんが「ダメダメ、そんな言い方じゃ」

と、電話を替わって貰った

すると「ダミーを置いている店もあるから」と言われたらしい

 

ここで、ちょっと話は飛びます・・

過去にこういうことがあったらしいです

清酒を買って、中身を水とすり替えて「水だった、どうしてくれるのか」

と言うクレーム問題にしようとした客があったとか

それと同じような内容だと思われてしまったらしいのかな、今から思うと

・・ったく、迷惑な話なことよ   ヽ(`Д´)ノプンプン

そして、もう一つ、旅の者が本物だと思いダミーを持って行ってしまうらしい

だから、店の外に置くのは当然ダミー

でもね、ここで一言ですが、makoはお店の中に他のお酒と

一緒に並べられていたものを手に取り買ったのでした

仮に、それもダミーだということであれば

店主はそれと承知でmakoに偽物を売りつけたと言うことにもある

 

で、北岡さんにその偽物を送ったところ

即、電話があって「水ですわ」・・・・

「どこで買いましたか?」

この時、北岡さんは例の詐欺事件と思われていたのかも知れません

「奈良町の格子戸のある小さな酒屋さんですが二人ともレシートを貰っていないから

お宅にすがって物も送りましたよね、そちらから調べて頂けませんか」

「うちは問屋に卸すだけですからうちでは判りません」

「お客様の方で調べて連絡取ってください」

「えっ?それっておかしくありません?」

「これって、北岡さんにとっても一大事なことではないんですか?」

「製造元さんのお名前を汚されている訳ですよね」

「それにも関わらず小売り店が判らないなんて」

「今時、ボタン一つで何もかも出てくる時代にそんなことおっしゃるなんて

「小売り店さんと北岡さんで結託していると思われても仕方ないですよね?」

「いえいえ、ことはそんなありません」

「うちは奈良では昔からの酒蔵ですからね」

「だったら、問屋さんに連絡して小売り店を調べるようにとどうして指示を出せないのですか?」

mako、段々腹がたってきたのだった ヽ(`Д´)ノプンプン

 

翌日

「店の名前が判りました、お客様の電話番号を教えても宜しいでしょうか」

「店主からそちらに連絡をして貰いますので」

「ええ、どうぞ、お待ちしております」

・・たく、手間のかかる話だこと

電話が鳴った

「店主がお客さんに電話をするのが嫌だって言っているので・・」

「えっ?」耳を疑った

電話の主はまたしても北岡さん

何でこうなるのか理解できない、益々両社結託の意があるのは否めない

「で、うちとしましては、同じものを送らせていただく他ありませんので

それで宜しいでしょうか?」

「それは断固お断りいたします、今までの流れをみてきましたが

最初は、小売店を自分で調べよとおっしゃいましたね

で、やっと調べてくださって電話をさせるまでに至って

この結果は納得がいきません

とにかく小売り店の店主さんからの何らかのコンタクト

ちゃんと詫びをいれていただかないと納得がいきません

で、小売店さんが同じものを送りますからって言うことであれば

当然ですから受けますが?」

「兎に角、うちとしましては同じ物を送りますから・・」

「あなたじゃ話にならないわ、そうね、社長さんとお話がしたいわ

いらっしゃる?」

「社長は今、出張で」

出た!決まり文句

「あらま、連絡くらいつけてくださらない?」

 

で、翌日、ついに店主から電話が入った

ところが、私が買ったのはダミーだったと言わんばかり

100歩譲ってそうであったとしても

それを売ったことに変わりはないでしょうが!!

どうして詫びの言葉が出てこないのか

こちらが大人しく聞いていると

こともあろうにこう言った

「うちは絶対にダミーのお酒なんか売ってませんわ」

「出るところに出て貰って結構ですわ!!」

ふふん、実はその言葉を待っていました

「はい、今、あなた自身がそうおっしゃいましたね」

「ではそうさせていただきます」

 

で、そういういざこざがある中

私とM姉さんは保健所に行ったりしていました

で、どうしたものか・・

馬鹿らしいことだが弁護士さんに相談に行った

もちろん、弁護料も取れないような弁護を引き受ける

暇でご奇特な弁護士さんがいるわけでもなく

重々承知の助であったことだった

話を聞いて貰うだけで30分、¥5,000である

 

案の定、「レシート」が無いのが致命的であると言う

「貰えなかった」のではなく「貰うべきだった」とおっしゃる

ニャロメ、あの店主、それを承知のうえでレシート出さなかったのか?

で、「makoさんはどうしたいのですか?」っておっしゃる

「どうもこうも、店主が一言でいいからごめんなさいでいいんですよ」

その一言がないからここへお邪魔してるんです」

「製造元の北岡さんが同じものを送るって言ってるんであれば

それに甘んじるのが妥当です」

えっ?それは道が違うと思うのですけど・・・納得がいかないんですけど

それでも翌朝、弁護士さんに教わった通りに北岡さんにTELした

快く応じてくださってホットした様子でもあった

そして送られてきたのがこれ

中身を確かめるとこれこそ柿の実の入ったお酒だった

この時は、瓶をかざしてドロっとしているのを確認しただけで

すぐさま北岡にTELを入れてお礼を言った

「makoさんはどのようにお召しあがりですか?」

「ロックか、ソーダ水で割ろうかと思ってます」

「ジンジャエールで召しがっていただくのも美味しいかと存じます

是非、お試しになって楽しんでください」

「これに懲りずに、是非とも奈良へお越しくださいますように」とも

付け加えられました

「ありがとうございます、奈良には二度と行きたくないと思っていましたが

またこれで機会があれば伺うこともあるかも知れません」

「・・・ですが、小売り店さんのことは絶対許したわけではありませんので」

と電話を切りました

 

で、先日、孫チャマにXmasのプレゼントを渡しに行った時に

娘に尋ねられた「あのお酒のことはどうなったの?」

「そうそう、あんた飲む?」

「要らないよ、飲めないし」

旦那さんは甘いお酒は飲まないし

で、娘は、Mさんに貰って貰えば、と言う

そんな曰く付きのお酒なんて失礼だしと・・

 

でも、娘に言われて再び箱を開けてみてびっくりした

手紙が入っていた、もちろん手書きである

最初開けて観た時はまさか手紙まで入っていると思ってなかったし

手紙は茶封筒で箱と同化していたので気が付かなかった

M姉さんにこの手紙を見せてから無理にお願いしてお酒を貰っていただいた

勿論、本人さんは飲まないそうですが^^

 

かくして、11月の旅行から1ヶ月以上を経ていた

弁護士料を含めるなら¥7,000もする果実酒を買ったことになった訳で^^

これがmakoの喜怒哀楽の「怒」の話であった

はぁ~ここまで書くのに性根尽き果てました

よって、もうお休みします

Have a nice night