makoto's daily handmades

お手伝い 7月9回目 摘果

この日は、兄、母、私、途中から義姉の4人で作業しました。

今回は、今年最後の摘果作業です。

育ちが悪い果実を落としていくのですが、いやぁ、なんか罪悪感いっぱいの作業です。

花芽の頃から見てきた果実ですから…。

もしかして1個の果実は、100個の花芽の犠牲の上に成り立っている?いやもっとか?というくらい選抜に選抜を重ねたスーパー選抜選手なのかもしれません。

しかもこれだけ選抜しても、大きい果実とは限らず、なんだか形が悪かったり、大きく育たないこともあるし…。

あとは台風次第という今後の天候もありますからねぇ。

↑これ、果樹園の所々にある落とし穴。

気をつけないと、作業中に落下して大怪我をします。

奥の方に丸いモノがいくつかありますが、これがいらない果実を入れて、後で埋め立てます。

 

イケコミ穴と呼んでいまして、商品にならない果実をこの穴にポイポイ捨てていきます。

この穴が果樹8本に1つくらいの割合で掘ってあります。

穴の大きさもだいたいごみ捨て場のポリバケツが2〜3個は入る大きさでしょうかねぇ。

これがどの穴もいっぱいになるくらい捨てることになります。

 

よくB級品という言葉を聞くと思いますが、B級品はまだ食べられるモノです。

B級品に届かない農産物がどれだけあるのか、ご存じない方もいっぱいいらっしゃいますからねぇ。

食料問題だとかおっしゃる方に限って、B級品以下の存在は無視される傾向にあるような…。

選抜に選抜を重ねなかった農産物は、全部B級品以下なんですよねぇ。

畑の中でどれだけの農産物が朽ち果てていくのか、ご存じないようです。

全部B級品以下だったら、農家は営農できない訳で、多くを犠牲にして商品として販売できる農産物を生産しています。

 

で、イケコミ穴の中では果実が腐敗して行くのですが、そこにカブトムシムシやクワガタムシ、その他諸々の昆虫がやってきます。

だから私はカブトムシやクワガタムシなんて見飽きていてなんとも感じないンです。

時にはスズメバチとかも来ますから。

さすがにスズメバチは気をつけますが、恐怖で悲鳴を上げるなんていうことは生涯で未経験です。

私が10歳くらいまでは養蜂もやっていましたから、蜂に恐怖心を持たずに育ってしまったようです。

小学1年生の頃、教室に蜂や蝿が入ってきたとき、悲鳴の1つも上げないと変人扱いされるとは知らなかったンです。

だって養蜂をやっていたら、蜂の恩恵を戴いている訳ですから益虫ですもの。

さて、この日は予備釣り銭の勘定もしました。

これは私が得意としているので、ほぼ一任されているのが辛いところ。

私は札勘も硬勘も、前職のおかげで得意です。

翻って実家のメンツはできることならやりたくない仕事らしいのです。

個人的にはダブルチェックありきの釣り銭勘定なのですが、誰もダブルチェックしてくれないのです。

ため息混じりで1人でトリプルチェックするしかありません。

世の中、全部デジタル通貨になればいいのに…。

そう思うものの、小規模農家の小規模直売所では、いまだ現金オンリーです。

 

次回も楽しくお手伝いしたいです。

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