この日は兄、両親、私で作業しました。
まずは兄、母、私でサブ農産物の果樹園に防鳥網を張りました。
この果樹は、手間がかからない栽培なのですが、兄、父はアレルギー持ち。
母も微妙で、私はまだよくわからない状態。
このアレルギーというのが、茎や葉のモサモサした短い毛のような表皮が悪さをしていて、食べるのは全く問題なし。
服や肌に当たると、皮膚が痒くなる、というもの(服の表面に着くと脱ぎ着の時に肌に付いて痒くなる)。
ゆえに、茎や葉がまだ小さな状態の時にこの作業をします。
↑側面は年間を通して張りっぱなしですが、天井部分のみはります。
緑の植物部分に果樹があるのですが、草むしりをしていないので雑草モサモサ、写真では果樹自体が非常に見分けづらいです。
草むしりの人手不足がこんなところにも…。
もしかしたら今年はここの草むしりも私の作業になりそうです(母から打診されました)。
網張り作業をしていたら、地元サッカーチームのユニホームを着た男性に声をかけられました。
男性「ここはイチジク畑?なんの作業?」
私「鳥が入りこまないように網を張るンです」
男性「この時期から?収穫は夏だよね?」
私「早めに張らないと鳥にイタズラされちゃうので。ところで今日は等々力に行かれるんですか?」
と、話したところでサッカーチームについてあれこれ話してくださいました。
当地ではサッカーチームのユニホームを着ている方々を見かけたら、地元開催の試合がある日です。
博物館勤務時代も、ユニホーム着用のお客様に「今日は開催日ですね、楽しんできてくださいね」と話しかけると喜んでお話してくださったなー、と思い出しました。
このあとはひたすらメイン農産物の摘果です。
この日は、人工交配不要の品種でした。
グリグリどころか、すでに新品のスーパーボールみたいなハリとツヤ。
弾けそうな果実は、グリグリどころじゃあありません。
今年、雨がよく降って、晴れ間が覗いて…の繰り返した天候がこの品種にあっていたのかな、と思うくらいです。
いま、母は鎖骨骨折をしていて、私は五十肩…。
脚立に乗って、果樹の枝を見下ろすような姿勢で作業をしています。
母や私には脚立に乗って見下ろすように作業をすると痛みがある部分には影響ないので助かります。
だがしかし、果樹よりも高い場所に身体をさらしていますから、日光直撃です。
私はさっとカブリーナを被って作業するのですが、この日はうっかり持参するのを忘れました。
いつも手ぬぐいを一本持ち歩いているので、手ぬぐいを被りました。
↑私(苦笑)。
手ぬぐいを被り、ヤケーヌというフェイスマスク、首にはクールタオルを巻いています。
どっからどう見ても、農家のおばちゃん。
だからこそ、直売所のお客様や散歩している方が話しかけてくださるンですけれどね(汗)
たまに兄の奥さん(義姉)と間違えられるのはたぶん手ぬぐい(さっとカブリーナ含む)を頭に被っているから。
わざわざ自ら妹とは名乗りませんが、作業中に兄に話しかける時は「おにーちゃん、次どーするのー?」と「おにーちゃん」はハッキリ言うようにしています。
50歳を過ぎても、兄のことは「おにーちゃん」と呼んでいます。
いつかは「お兄さん」と呼ぶんだろうな、と思っていましたが、私が物心付いてからずっと「おにーちゃん」、時々「社長」。
「社長」と呼ぶときは、私自身が農園のことで責任を負いたくないときに発動です。
兄の苦悩は、こんなところにも転がっているものです。
次回も楽しくお手伝いしたいです。