もう10年なのだ。
10年前、今日の私がハローワークに離職票を提出するなんて何一つ考えていなかった。
当時の記憶は遠いものだけど、就職して祖父の思う社会人になれているかといつも自問自答していた。
おもえば、祖父の死をきっかけに失ったモノも多くあり、その一つは頑張ろうと思っても思うように頑張れないという「気力」だ。
たぶんこの頃から、頑張れないことへのあせりが出始めていた。
私の年代と少し年下の世代には見えない壁があって、それは就職超氷河期を乗り越えた世代ともいうのだが、バイタリティ溢れる世代だ。
私は「敵わない」と思いはじめ、それがジワジワと支配していった。
自分がいつも溺れそうに切羽詰まったた気持ちでいっぱいだった日々も今は過去。
祖父は私の退職をどう思うだろう?
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