先日、MIFさんと横浜市旭区のよこはま動物園ズーラシアへ行ってきました。
開園から20年以上、わが家から車で1時間弱で到着できますが、今回が初めての入場になりました。
多摩丘陵という丘陵地の地形を生かした園内の構成で、都市型動物園では国内最大級の面積だそうです。
今回は写真多め&長文なのでお暇な時にお読みください。
正門近くの郵便ポスト。
黄色いポストも珍しいし、カンガルー型も珍しいので思わず撮影しました。
この季節の植栽にはパンジーやビオラがたくさん使われていて美しいです。
入口付近の木像。横浜中華街の方からの寄贈品だそうで、台湾のクスノキが使われているそうです。
これ、1本の木から作られている工芸品。素晴らしい!
園内は植栽が多くて動物園でもあり、植物園のような様相。
ここはオカピの飼育で有名なので、気がつくとそこかしこにオカピモチーフのベンチがたくさんあります。
スマトラトラ。遠くても迫力があります。これでもトラとしては小型だそうで…。
園内はクリスマスムードがあって装飾が面白かったです。
赤く丸い飾りの間にある小さい飾りは、動物の形をした装飾でした。
動物園らしい装飾でいつまでも眺めていたくなります。
私のタブレットカメラの限界を感じます。
とても美しい紅葉の様子でした。
こちらも美しい紅葉…このカメラではそれほど…と思ってしまいますが。わが家のご近所は急速に落葉してしまいましたが、ここは丘陵地の谷間のせいかまだ見ごたえある紅葉でした。
もう12月半ばなので、ちょっと遅いくらいの紅葉です。
とても見づらいですが、ツシマヤマネコ。
この園はツシマヤマネコの繁殖にも成功していて表彰も受けています。
そのことを知らなかった私…ツシマヤマネコは長崎県対馬に行かないと見られないと思っていたので、とってもビックリしました。
現在、国内では10施設で飼育をしているそうです。
ヤマネコは足が太いと知っていましたが、間近で見学すると、足の太さに驚くとともに、顔の小ささも驚きます。家猫に比べてマッチョに見えます。
ニホンザルの関係図。
トロイの木馬ならぬ、オカピの木馬(遊具です)。
この日のオカピは室内展示でした。
アビシニアコロンブスの寝姿。
しばらく動かなかったので、具合悪いのかな?と思いましたが、この格好で寝転んでいただけでした。
ガラス越しのチーター。
なかなか目を開けてくれません。
昼寝中のライオン。
ライオンの肉球は大きいンですねぇ!
ズーラシアは、冬季は園内改修工事が多いのか、コーナーブロック丸ごと入場できない場所も多かった印象でした。
また気温の関係から寒さに弱い地域の動物の展示もお休みしていたり。
意外と鳥類が見られなかったなぁ、と思いました。
でもそれは私にとって大きく楽しみを損なうほどではありませんでした。
この他にもたくさんの動物に出会いました。
展示物の中にヨウムの飼育に対する苦言がありました。
10年近く前ですが私がセキセイインコを飼い始めた時、もしあと10歳若かったらヨウムを飼ってみたかったな、と思いました。
ヨウムの寿命は約50年ですから飼い主が30歳くらいまでに飼い始めないと、自分の寿命よりもヨウムが長生きしてしまうのです。
でも展示を読んで、生息地では乱獲や密猟が進んで自然界では絶滅寸前だと知りました。
ヨウムはセキセイインコのように繁殖力が高い訳でもないし、ペット向きでもないそうで、1羽のヨウムがペット市場に出荷される陰では何十羽というヨウムが犠牲になっている…とのこと。
安易に「かわいい」とか「飼ってみたい」と思うような動物ではないのだと、改めて認識しました。
さてタイトルのジョロフライスについて。
園内のサバンナテラスというレストランでいただきました。
先月、ポスクロでイギリスの方から美味しいお米料理としてご紹介いただいたジョロフライスがメニューにあったのでいただきました。
西アフリカの料理で、アメリカに渡ってジャンバラヤの原型になったそうです。
西アフリカではレッドパームオイルを使うのですが、どうもレッドパームオイルではないような味でした。
でもジャンバラヤほど辛さはないし、中央アジアのプロフとも似て非なる味わいだし、何よりも美味しいの一言です。
真ん中の赤いソースには豆や玉ねぎ、鶏肉のソテーがありました。
ご飯部分と鶏肉料理を合わせてジョロフライスなのか、ご飯部分だけをジョロフライスというのか、私には分かりません(苦笑)
中央手前のやや右寄りにある白っぽい粒はクスクスだということは分かったのですが、皿全体でジョロフライス?でもこれはクスクス…うーん。
なにしろ美味しい料理で、たぶん日本人好みにアレンジしていることだけは分かりました。
☆☆
後から調べたら、東京都町田市や大阪府岸和田市の学校給食のメニューにジョロフライスを発見。ご飯部分と鶏肉料理部分を合わせてジョロフライスなのだそうです。
今の学校給食はこんなオシャレなモノを食べているのか、とビックリしました。
こちらはMIFさんが注文したムアンバライス。
世界10大美食の1つに選ばれた料理だそうです。
一口私もいただきましたが、見た目はバターチキンライスなのにかなり辛め。独特の風味があって私にはナッツをすりつぶしたような風味に思いましたが、MIFさんに言わせるとココナッツミルクのような、なんとも表現できないけれど、美味しい、ただそれだけです。
珍しくて美味しいメニュー(たぶん日本人好みにアレンジ済み)を食べることができて、楽しい経験になりました。
日本で西アフリカ料理を食べるには、専門店でないと難しいと思っていたので、まさか動物園のレストランで食べられるだなんて思ってもなかったです。
私にとって動物園と言えば、川崎市には夢見ヶ崎動物公園(ゆめみがさきどうぶつこうえん、入場無料)か東京都日野市の多摩動物公園(たまどうぶつこうえん、有料)です。
ズーラシアは私が成人してからできた施設でしたから、なかなか足が向きませんでした。
だがしかし、大人になってからの方が楽しめるような展示方法だなぁ、と思いました。
なにしろ植栽が豊かで、私には植物園としての要素が強かったです。
また全体的には東京ディズニーランドのジャングルクルーズの世界観の中をずっと散歩しているような印象でした。
※文化施設を他の文化施設で例えているので、私の語彙の少なさを露呈して申し訳ないです。
私にはとても魅力的な動物園に感じられました。
今回も遠くまで連れて行ってくれて、MIFさんありがとうございました。