タンスの引き出しを開いて、ふと目をやるとそこには昨夏、母からいただいた(押し付けられた)白いハンカチが6枚。
正確には10枚くらいありましたが、シミが浮いていたのはウエスにしました。
たしか、残りは刺繍して使おうかな?と思っていました。
放置して約9か月。
よし、風呂敷を作るか!
元はお葬式の引き出物に入っている白いハンカチ。
たしか帰宅したら塩を振ってお清めしてから流水で手を洗ってお清めして、その水を拭うため。
だから白いハンカチはその場限り、1回だけ使って捨てるモノだからシンプルで安価な白いペラペラハンカチでいい(柄物やタオルハンカチは本来と違う)、と葬儀屋さんに教えてもらったことがあります。
でも実際には1回どころか、そのままタンス行きですよねー。
4枚を縫い合わせて風呂敷に。
多少サイズ違いでも、織り柄が違っても大丈夫。
はみ出たところは、端を切って巻かがりで強制的にサイズを合わせます。
さて、白い風呂敷とは味気ないです。
それなら、先日実家の枇杷の葉で、枇杷の葉茶を作ったけど、これで草木染できないかな?
枇杷の葉で染めてみました。
染める前の白いハンカチと比べると、ほんのりペールアプリコット色(薄いあんず色)。
縁は違う糸が使われているようで、アプリコット色に染まっていました。
私が大好きな薔薇、プリンセスタカマツのような色合いで大満足です。
※枇杷の葉は緑色ですが、煮出すと枇杷の実のような色合いになります。
染液は枇杷の葉を煮出し液、媒染は鉄玉子と水と酢で自作、手持ちの鍋等で染めました。
思っていたよりもずっと簡単に染めることができました。
実家のお手伝いの時の着替え等はいつも風呂敷に包んでリュックに突っ込んでいます。
今度からこの風呂敷に包んで持って行く予定です。
私はエコバッグも使っていますが、普段から風呂敷も愛用しています。
今回も手持ちの活用できていないモノに命を吹き込むことができて満足です。