makoto's daily handmades

お手伝い 8月15回目 直売所

この日は台風接近のため、雨の中での収穫作業からスタートです。

私はMIFさんのお古のカッパしか持っていません。

登山をしていた頃の上着もありますが、当時はLLサイズでしたから、これもブカブカ。

来季は新しいカッパを買うか…と思うほどでした。

で。

台風でも直売所を開きたい兄と母。

私は1時間だけ開店なら許せる(開店待ちの行列を作ってほしくないという思い)、義姉は臨時休業でいい、と意見が別れました。

結果、私が開店待ちの方を行列ができないように定時よりも早めに開店して午前中だけの営業にしてもらいました。

 

それでも台風、しかも高齢者避難情報が発令している中での開店ですから、やはり不安がよぎります。

皆さま、直売所へお買い物に来ている場合ですか?と。

 

私の実家が丘の上に果樹園を作って70年あまり。

初代である祖父の意向で、直売シーズンは毎日対面販売で開店と決めました。

これまで終日臨時休業したのは、祖父の葬儀の時だけです。

だから台風でも開店が当然という考えが兄にはあるようです。

だがしかし、今後は大型台風が頻発し、現状で開店前から行列ができるのですから、そうも言ってられない状況です。

この辺りの判断は、兄には難しいのでしょう。

いつも通りであることが兄の安心感に繋がっている以上、私にはどうにも止められないのです。

私は経営者ではありませんから。

 

普段は数量制限をしている農産物もありますが、今回は全ての農産物に数量制限なしで販売しました。

はやく売り切って、早く直売所を閉店したいからです。

ご近所の方の中にはここぞとばかり、大量買い…。

私が「Yさん、そんなに食べ切れますか?」とお声がけをしたところ「こんな時じゃあないと買えないじゃあないか、いいんだよ、ひとにあげるンだから」だそうです。

くれぐれも傷む前にたべてくださいねー、と私の切実なお願いするしかありません。

 

で。

台風の特別対応でしたが、今後、台風だからといってこのような対応をするとは限りません。

しかも定刻前に開店したのも、何年ぶりなのか?という状況でした。

 

私が子どもの頃、台風だとメイン農産物の果実が木から落ちないか、子どもながらにヤキモキしました。

両親や祖父母がカッパを着て、夜中の暴風雨の中、作業に出かけるのです。

それを家の中から兄と2人で見送る心細さと言ったらありません。

繊細な性格の兄はみるみるうちに顔が青ざめるし、私もどうにも不安で「お兄ちゃん、みんな大丈夫かな?」とか「お父さんとお母さん、こんな暗い中見回って大丈夫かな?」とか。

でも私は夜だから次第に寝落ちします。

兄は全然寝られないタイプだったから、起きて待っていたそうですけれど。

今も繊細な性格の兄は、台風に憂鬱になるみたいです。

私は経営者ではありませんから、憂鬱よりも、作業手順の変更、着替えの準備などを淡々とやり過ごしています。

私は兄ほど繊細な性格ではないことが幸いです。

↑台風前日のぶどう畑。

この品種は、もう収穫の終盤ですから果実がスカスカ。

ぶどうは台風で落果しません。

理由は果実そのものがツルの変形だから。

ツルは丈夫ですから。

メイン農産物は落果しやすいので、棚の張り方や重りなど工夫して落果を防ぎます。

 

さて。

父の容態は、結局それほど良くないです。

今の病院はだいたい2週間しか入院できず、次は介護医療院かホスピスかという選択肢です。

介護認定は、要支援2から一気に要介護4です。

もう父にはまともな医療を受診するという選択肢が無くなっています。

父が主治医からパーキンソン病とレビー小体型認知症の疑いがある、と言われて1週間。

なんだよ、ンなこと、医師免許もない私が1年も前から私が疑っていて、絶対検査してもらって、と両親と兄に訴え続けていたのに、今更どうなっているンだ?

で、その治療なり投薬はしないってことですからねぇ。

もう一気に終末期医療ですか、もう母と兄が好きにしてよ。

それなのに、この後に及んで私に「今後どうしよう」なんて尋ねる母と兄。

私に、あなたがたの好きにしなよ、しか言えない状況にしておいて、私に判断を押し付けないでほしいです。

これは祖父の時にもやられたンです。

なぜ祖父の孫の私に判断を押し付けるのか?という呆れる行動をしていたンです。

また今回もか…。

ずるいよな、そんな時だけ私を引きずり出すンだから。

私は常に「やるか、やらないか。ONかOFF、0か1しか判断はない」という言葉を発しています。

ゆえに判断を押し付けられるのでしょうね。

まだ父とは意思疎通がある程度できるそうですから、なぜ父に聞かないのか?と尋ねれば「声が聞こえない」という母。

だからさっさと補聴器作って、と言っていたのに。

それなら紙に書いて、YES/NOを指さしてもらえ、と言えば、できるかどうか分からないという母。

それなら、YESはまばたき1回、NOは何度かまばたきしてもらいなさい、と言えば、それを嫌がる母。

もうどうすればいいのか、私には分かりません。

まばたきもできないほど、父が衰えているのかどうかも、私は6週間も会ってないのだから分からないのです。

何を言っても、私の言葉は母や兄には響かない…それが今の私の現状です。

だから、私に判断を押し付けるのは止めて欲しい、ただそれだけです。

 

次回も楽しくお手伝いしたいです。

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