前日と内容はまったく同じで、午前中だけのお手伝い。
先日、ブルーベリーの周辺も除草と防鳥網を越えて伸びた新梢を適当に切っておいたら、この日になって兄が「ブルーベリー畑もやっといてくれたの?ありがとう」だって。
私にとってはいずれは防鳥網を外す場所だし、ほかの作業の合間にテキトーにやっつけ仕事でやっておいただけなんだけらどねぇ。
でも我ながらスッキリと畑が整っていてよくできていると思っていました。
祖父が亡くなって19年。
それまでは大人の働き手は祖父母、両親、兄の5人でした。
いまや兄と母、時々私程度ですから、半分の働き手しかいません。
果樹園とか畑とか、何かと雑草に覆われる姿にはやはり悲しみを感じてしまいます。
祖父が生きていた頃の除草が行き届いていた畑の様子を知っている者として、人手不足が深刻と感じざるを得ません。
私があのまま今も正社員で働いていたら、今ごろ実家は離農を検討していたのだろうか?とも。
いやいや、もう私は正社員を辞めて久しいのだから、タラレバを考えても仕方がないこと。
ただ、私が実家の農業をお手伝いしていることも、離農の検討を先送りしているだけに過ぎないのでしょうから。
他家の方から見たらどう見えるのかはよくわかりませんが、畑の雑草…私にはちょった悲しみを感じてしまいます。
さて、この日の夕方、兄からメールが来ました。
いまやケータイのコール音やバイブ音に「緊急時か?」が先立つようになりました。
結果、入院中の父が新型コロナウイルスに感染、37.7度の発熱だそうです。
私と同じく平熱低めの父なのでさぞかし辛かろう…そして今の病院だからねぇ、院内感染だねぇ。
私は今の病院だから…と父の容態には諦めがつくのですが、どうやら兄は焦ってしまっているようです。
私は「病院で投薬はしてくれるだろうから、面会できない以上、お父さんに体力が続く限り頑張ってもらうしかないでしょ?」と兄を落ち着かせるように促すしかありませんでした。
3年前、母が脳血栓で救急搬送された時も兄は焦りすぎて、私には要領を得ない電話をかけてきました。
ま、私の兄だから。
もう人生の半分を過ぎているのに両親が生きていること自体、自身の人生ボーナスタイムという考えがないのかなぁ。
兄よ、いつまでも両親が生きているだなんて甘い考えは持ちなさんな。
ま、兄は自身の病気もあるから敏感なのかもしれないけれど。
私は「人生どうにかなる」「どうにもならない時はサッサと逃げる」でやりくりしてきたので、兄のように全力で真正面から立ち向かうなんてできないだけですけれどね。
次回も楽しくお手伝いしたいです。