イギリス商人トーマス・ブレーク・グラバー
旧グラバー住宅を建てたトーマス・ブレーク・グラバーは、若くして幕末の日本へと渡ったイギリス商人です。
炭坑や製鉄業で財を成したグラバーは、実は武器商人としての顔も持ち合わせていました。
坂本龍馬や後藤象二郎などをはじめ、多くの志士たちと交流を持ち裏で支えていた。
事業に成功した後も日本を愛し続け、日本で家族を作り日本でその生涯を終えた.
「グラバー邸」の名でも親しまれる和洋折衷の美しい洋館です。
日本最古の木造洋風住宅、世界遺産への登録が決定しました。
*このベランダの様式は「コロニアルスタイル」と呼ばれ、寒冷なヨーロッパから来た西洋人がアジアの暑さから逃れるため、
陽射しを遮り風通しを確保するための工夫が施されています。
*室内の壁は明るい白漆喰で、大理石風に見せていると言われています。
部屋に置かれた鏡は、外から入った光を拡散し、部屋中に広げる役割を担っていました。
暗い室内に慣れた日本人は、グラバー邸の内部の明るさに驚いたと伝えられています。
*グラバーは修船場や炭鉱の事業化にも貢献し、三菱の経営に関与するなど当時の
主要産業の近代化に大きな影響を与えた。
グラバー邸からは長崎港の三菱重工造船所が眺望できます。
*グラバー邸から数分行くと、国宝の大浦天主堂があります。
大浦天主堂はゴシック様式で作られています。ゴシック様式とは、心を高く高くあげるために高い尖塔を持ち
内部を明るくしてステンドグラス等をはめこみ、心を神様に向けさせようとした造り方です。
日本之聖母 入口中央におかれている白亜のマリア像のことです。
高さ4尺7寸(約1m42cm)礎石、高5尺(約1m50cm)、巾2尺(約60cm)の上におかれています
この像は、日本に数多くのかくれキリシタンたちがいたというビッグニュースが全世界に伝えられた後、
フランスからその記念に贈られてきたものだそうです。
*この日は近くのホテルでランチをいただきま~す。コーンスープの皿までの距離がありすぎ!
*コーヒーや焼き立てのパンも美味しかったで~す。
てな事で、40年前に1度訪れていたのですが、まだまだ知らない歴史話が沢山ありました。
それではまた、