冷蔵庫の漬物器には白菜が塩漬けしてあります。
漬けて1週間位になるので、白菜も大分しなーとなって、私好み。
以前から食べたいと思っていた、漬物の味噌煮を作りました。
本当は漬物がしっかり漬かって少々酸っぱいくらいがベスト。
白菜の漬物に赤みそ、砂糖と花かつおを入れて煮るだけです。
水分が足りなければ少々の水を。
子供のころの台所は土間でした。
片隅にくどがあり、脚長のテーブルが中央に。
もう一方の片隅に円柱型のストーブがありました。
ストーブには円形のガードがあり、そのガードには茶碗やお皿が置けるようになっているんです。
その円柱型のストーブを囲んで、お鍋で漬物を煮ながらアツアツを食べる…。
味噌と砂糖が古漬けの白菜に浸み込む味は白いご飯にマッチして、いくらでも食べられました。
祖母と母と私と。
記憶をたどる限り女だけ3人で食べていたような。
そこには祖父の姿がどうしても浮かびません。
父はきっと出勤です。
久々に食べた漬物の味噌煮。
子供のころの味とはどこかが違う。
それは一人でとる昼食のせいか?はたまた口が肥えてしまったせいか?
あるいはあの頃に戻れない寂しさのせいでしょうか?