二十四時間の情事/1959年/フランス
日本語タイトル違和感あるけど
「ヒロシマ・モナムール」
戦後数年の広島を舞台に撮影されたフランス・日本合作映画です
反戦映画を撮るために広島へ来たフランス女優が広島男と恋愛する映画
単純に恋愛映画ではなく、反戦、哲学…色々なジャンル織り交ぜた芸術映画です。
戦時中、敵国ドイツ兵と恋に落ちたフランス女は
恋人を殺され自身も「非国民」として迫害された過去を持ちます。
広島男も原爆投下で家族や何もかもをなくした過去があります。
自分の故郷と殺された恋人を広島と広島男に重ね合わせて色々回顧するフランス女
冒頭で「私はヒロシマの全てを見たわ」「君はヒロシマの何も見ていない」
というやり取りが繰り返されるんだけど
原爆体験した人にしか広島は分からんぞ、見た気になるなってことかしら
小難しく描かれているので正直1度観るだけではあまり理解できませんが
2度目3度目観る程の気力もなく
つまらないことはないんだけど面白いこともない映画です。
でも、広島人には良かった
50年代当時の広島の街並みが出てきてうおおーと大興奮
昔の原爆資料館ってこんな展示の仕方だったのかー
福屋って月曜定休だったんだー
とか楽しめました。
トッツィー/1982年/アメリカ
すっごく久しぶりに面白いハリウッド映画に出会えた(笑)
ダスティン・ホフマン演じる俳優が女装して全く別人の女優さんとして売れていっちゃう映画
ダスティン・ホフマンが女装~?と思って観たけど
女装に全く違和感なし
こんな女の人いるいるーて
演技がすっごく良かったな~
あん/2015年/日本
この映画観るまで「ハンセン病」について、全く知りませんでした。
ハンセン病にかかった方やその周囲の人たちがどんな扱いを受けるか…
売れない二重焼屋営む元受刑者の男性の元に手の不自由な女性(樹木希林さん)が
「働かせてくれ」とやってきます。
最初はあしらっていたんだけど、女性がつくるあんこがとっても美味しくて
流れで働いてもらうことになると、次第に大繁盛
でもどこからかあの女性はハンセン病患者だという噂が流れ
次第に店から客足が遠のく…
重苦しいテーマですが、映画自体は重く描かれておらず、人情味あふれる優しい作品です。
ハンセン病が一体何なのか、感染するのか、そういうことが全く分かっていなかった時代は
とても不当な扱いを受けていたんですね
この流れでこっちも観てみました。
砂の器/1974年/日本
こちらもハンセン病が土台になっている作品です。
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