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ブログ再開します/まずは彗星☆彡

2024-10-23 16:18:28 | 天体観測
紫金山・アトラス彗星(C/2023A3)、富士山本栖湖

母の忌中49日が間もなく終わります。ブログ再開します。
死について改めて考える期間でした。
うちはこの7年間に身内が3人逝きました。順にとーちゃん、あんちゃん、かーちゃん。
葬儀や檀家制度、親族や地域の掟、相続整理、様々な手間がかかります。
江戸の頃からの系譜が残る本家のため面倒の極み。あっちこっちに分散した塩漬け不動産もそろそろ管理の限界です。
山は誰も欲しがらない、田畑は誰も耕作しない、店舗はずっと休業、固定資産税だけが続きます。
都会へ逃げ切ったはずのおいらだったのだが、この7年間で突然の筆頭責任化。誰も居なくなった実家を守るために今ここに居るわけです。

葬儀は、一般葬、家族葬、一日葬、直葬等がありますが、うちの地域では世間体が重要で、身内で決めるというより親族や周辺の先輩たちが出てきて家格がこーなんだからこーしろ!とほぼ強制的に昔ながらの一般葬で決まります。
一日葬や直葬なんて絶対不可能。殺されます。
前回、私が家族葬にさせて下さい、と言ったらぶっ飛ばされました。
しかし最近はcovid19のせいで家族葬が許容化。今回初めて家族葬に。
参列者の少ない家族葬は費用も安上がりと思いきや、関係ないです。ほぼ一般葬と同じ費用がかかります。更に香典数も少ないため持ち出しが膨大になりダブルパンチ。
うちはごく普通の宗派ですが、この7年間、葬儀全般(戒名代含む)にかかった費用は軽く800万円を超えました。
明治以降、社寺の住民管理政策を起点として始まったこの仏様の商業化、なんとかせにゃあかん、負の習慣です。葬儀費用の平均を世界の統計を見ると日本だけダントツトップの100万超え、以下は韓国、英国などが続き日本の10分の1です。

まあ、他にも色々ありますが、次の世代の足かせにならない様、意味のないしがらみは家に火をつけられない程度に排除しようとおもってます。

さて、9月末から大彗星(紫金山・アトラス彗星(C/2023A3) を追っかけてみました。久しぶりの肉眼で見える彗星としてニュース界隈でも話題になってましたね。
光害の少ない場所では、彗星の尾が30度くらいの長さで見えてました。ピークは過ぎましたがまだ肉眼でもギリ見えます。スマホナイトモードなら確実に写ります。

あちこち遠征撮影したので時系列で貼ってみます。

まずは、日本中のマニアが初見を狙ってた時期、早朝、東の空に現れました。
↓2024/10/1、AM04:50、東の空、秩父高原牧場ミルクハウス前
この時期はまだ光度も低く肉眼では無理、望遠撮影です。

人気場所ですが、現場のカメラマンはおいら一人でした。

翌日
↓2024/10/2、04:50、東の空、秩父高原牧場ミルクハウス前


この日は前日と違い、カメラマンやギャラリーが突然数十人。おらの前日X投稿を見て来たという方に何人かお会いしました。
以降一週間程、彗星は一旦地平線下に隠れ、今度は日没後真逆の西の空に出現します。

↓2024/10/13、18時過ぎ、西の空、秩父高原牧場ポピー園上
↓iPhoneで撮影
↓iPhoneで撮影

↓ミラーレスカメラ(APS-C105mm)で撮影
↓ミラーレスカメラ(APS-C105mm)で撮影

この日は光度がほぼピークの日で、ギャラリー100人以上、全員が肉眼で見え、彗星の雄姿と長い尾に大騒ぎしてました。このレベルの彗星が見れるチャンスはたぶん生きてるうちに3回と無いかも。

その後、彗星光度は次第に下がり始めましたが、富士山麓でキャンプ大会に参加した際、山中湖と本栖湖で撮影しました。

↓2024/10/20、山中湖、気温5℃

↓iPhone撮影
↓望遠鏡撮影(250mm)
この日は富士山が雲ですっぽり隠れ薄雲が彗星をマスクし消化不良。翌日の雲予報を詳細に調べ、富士山の西側から長野が吉。本栖湖か八ヶ岳に狙いを定めました。

↓2024/10/21、本栖湖、気温8℃

↓望遠鏡後ろからiPhone撮影
↓望遠鏡撮影(250mm)
↓現場から同時に観測ライブ配信も行いました。

やっと雲なしコンディションとなり、静かな本栖湖畔でお腹一杯彗星三昧できました。
秋の富士山周辺って最高ですね。来年はゆっくり長居しようと思います。

追記1:
1ヶ月間楽しませてくれた大彗星にお別れするため、天候全滅の関東を逃れ日本海へ。肉眼ではもう見えません。望遠鏡でサヨナラしてきました。
2024/10/26、新潟県弥彦山パノラマタワー駐車場。



光度が下がったことで相対的にダストテイルに覆われていたイオンテイルやシンクロバンドが浮き上り始めました。ガチ天体ヲタ派はこれからが勝負です。望遠鏡や望遠カメラをお持ちの方は、彗星核から噴き出すガスの流れを観測し悦にしたります。

追記2:
キャンプ場に出かけたついでにまた撮っちゃいました。
2024/10/30、埼玉県嵐山町学校橋キャンプ場。
日を増すごとに次第に小さくなってます。

そんな感じで、人生の下山活動、リスタートでございます。

(^^)/