お先に下山します☆彡

目指せ!エンディングノート(*^^)v

月と金星の接近

2023-02-24 01:36:06 | 天体観測
昨日、DAIQI-1待ち受け、撃沈、悪天候で延期!
次回のパス、2023/3/2、01:31を狙います。
薄雲程度ならなんとかなるべーと、茨城県笠間市へ向かったが、途中圏央道久喜付近で大渋滞。その後深夜は分厚い雲が発生、天も地も、、我を見放した。

手ぶらで帰るのも嫌なので、、雲が出る前見晴らしの良い場所を探し星撮り。丁度、月と金星が接近する日だった。
惑星同士の接近とか直列とか、おらなんの興味もないのだが、、業界では結構騒ぎになるので、とりあえず流れに乗ってみた。

↓これね。月の右が金星、上にあるのは木星ね
Sonyα6400、50mmをトリミング。
月齢2の三日月、こういうタイミング風景が天体ファンには重要みたいなのだ。素人のおいらは未だ萌えない未熟者す。

とりあえず、望遠鏡も出して狙ってみた。
日の入り後、18時~19時くらいの勝負、その後月は地平線に沈む。
↓こんなん撮れました
↓これ原色
↓色合い変更、ブルームーン
↓19:27、地平線に消えゆく月


って感じっす。
こーゆのって、タイムラプスの連続写真1枚仕上げにした方が楽しめそうです。次は勉強します。

中華DAQI-1衛星のレーザーカーテン撮影は、ネットでかなり盛り上がってきてます。ハワイ・マウナケア映像で世界の天文ファンに火が付いたようです。日本も各地で軌道とパス待ち情報が交換され、その様子、中華討伐隊の如しw
もはやゲーム、だれが完璧に捉えるか!!

(^^)/

レーザー放射衛星 DAQI-1 を追え!

2023-02-21 12:56:38 | 天体観測
宇宙ネタが続いてすみません。
先日、全米を恐怖に陥れた中華気球、実はその直前にも中華の飛び道具が世界を騒がせていました。先月、宇宙からの謎のレーザービーム!!ハワイのマウナケア定点カメラが地上に照射されるレーザーカーテンを捉えました。

その後NASAの解析により、犯人は中国。昨年中国が打ち上げた地球大気観測衛星DAQI-1(NORAD ID=52257)の仕業と判明しました。
衛星から地表にレーザーを照射し、大気の特性分析を目的にした衛星、というのが中華の公式発表です。が、アナリストによると5つの分析機器を搭載していて、軍事利用もスペック内としています。

↓ハワイ・マウナケア山頂の星空カメラ映像
日本の国立天文台が運用する「すばる望遠鏡」の外に設置されてます。カメラの運用は朝日新聞社が実施。
で、これ、どんなレーザーなのかと言うと、
今回撮影されたのはグリーンレーザー(緑色)で、波長の特性により赤色レーザーより視認性が約8倍あるものです。
地面に届いてるんだから、ほんなら、、肉眼でも見えるんじゃね??人の目に入ったらどうすんの??って思うよね!
はい、肉眼で見えるんです。気象条件で左右されるけど。
でも、短時間パルス&高速移動なので目に入っても失明しない。ってことになってます。

ほう、そうなんかい。。。で放っておけないのがおいらの性分。

勝手に変なもん頭に降らせやがって、NHKと同罪だ!
どんなもんなんか、おらが人柱になり衛星直下で直撃&人体実験してやろーじゃないけ!と思ったわけです。
あと、これ結構レアで、未だっしっかり撮影した人が世界に居ない!ぽい!んです。
理由は、割と新世代の衛星、今回事件があるまで話題にならなかった、レーザー光の直進性により衛星直下付近でないと見れない、軌道が周回毎にズレて観測チャンスが少ない、ってあたり。
地球周回時間は約100分。高度は約700Km。

ほんで、準備始めただ。。まず、いつ、どこで迎撃すればいーんだ、、
関東上空を通過するオービットを探し、ピンポイントで衛星直下となる場所を割り出す。自宅上空(直上約90度)に来るのは数ヵ月に一回しかないので、遠征覚悟。
結果、2023/2/23、深夜01:30、茨城上空、これが直近のチャンス。
軌道を見ると、低光害の霞ケ浦から笠間市あたりに遠征すれば良さげ。うちから2時間。あとは天候次第だ。快晴よりややガスってるのが理想。レーザが分子反射して直線で見えるんでね。

↓自分の緯度経度を入れると、見たい衛星の軌道情報がゲットできるサイト
↓この軌道を待ち受ける

↓この公園が良さげ。友部SAの光害あったら別探索。


実は、同様の地球大気観測衛星は、米国のICESATがある。これも軌道調査すれば待ち受けは可能。じゃなんでDAQI-1に注目するか、、、単に暴れん坊の中国だからw

米国は既に、艦載型レーザー砲を開発済み、昨年ハワイ沖で航空機撃墜を成功させた。なんとその数秒間のレーザー照射に使った電気代が・・・たったの1ドルなんだそだ。(但し電源系の設置には莫大な費用がかかってる)
衛星もレーザー出力上げれば、簡単に殺人兵器になるわけで、相手は傍若無人の中華だし、国際ルールは関係なし、奴らなにすっかわかんねだ。

さあ、どうなるか!
自信ないけど機材調整、全力集中だ!
天候悪かったら次のチャンスを待ちます。

(^^)/

車中生活・連続6カ月達成!

2023-02-17 15:50:07 | その他
日本周遊の予行訓練として開始した連続車中生活が、半年たちました。
勝手がわかりノマド仙人生活の自信がつきました。もー打ち上げ準備オッケーっす。
半年間車中泊の内訳は、旅行泊2割、趣味泊2割、自宅庭泊6割ww!
自宅にいても家使わず。キッチンも風呂も使わず、家はただの荷物置き場と化しました。(庭泊時のAC充電、トイレは家の利用。洗濯はコイラン、風呂は日帰り温泉)

この修行で確認できたこと:
  • 夏場のエアコン、冬場のFFヒータの実力
  • ソーラー、サブバッテリーの充放電スピード
  • 電装系の弱点と改良法
  • 新車キャンカーのシックハウス対策
  • 生活ルーティーン
  • 自宅不在時の郵便等処理、etc.
これら何も経験しないで、納車→旅出してたら、たぶんかなり困ったと思う。
別記事にする予定。

あとアウトドア・インドア、大物から小物までいろいろオモチャも積み込みました。ほんで最近ぶっこんだのがコレ↓↓
プロジェクタね。サイズは100インチまでいけるけど、車中では70インチで見てます。

↓車中オリオン大星雲ライブ鑑賞(外の望遠鏡からのwifi映像を投影)
↓ZTF彗星はこんな大迫力で見てました(1月末)
移動する彗星はかなり臨場感があります☆彡
↓Sharpcap彗星追尾を監視中
↓普通にアマプラ映画(地獄の花園)
↓投影風景

プロジェクタ選びは、売れ筋品でも軽量で騒音が少ないものにしました。
台は100均のワイヤーネットを直角に曲げただけ。サードシートの裏にマジックテープで使用時固定。車内のウォークスルーにも邪魔になりません。
常設機器ではないので、簡単取付撤収が基本です。

スクリーン手前がベッドなので丁度良い角度でゴロ見してます。
いわゆるホームシアターやカラオケとしても十分楽しいんですが、、おらの導入目的は、車外風景や山や海に仕掛ける自然観察カメラのライブ映像をドカンと映し、車中で飯食いながら、酒飲みながら、外の臨場感を共有することです(^^)/。
夏の星見は、外でキャンカーボディに100インチ投影しギャラリーとはしゃごうかとw。
昼夜問わずアイデア次第です。

車でプロジェクタ遊びする方は多いですが、機種選びに以下ご参考になればどうぞ。
  • 低騒音を選ぶこと(同じ価格帯でもゴー音とサー音で極端に違う)
  • 軽量であること(ポータビリティは神、但しレンズの小さいのはスルー)
  • HD(1080p)画質は基本(HD疑似対応もあるので注意)
  • 音質重視派は外部アンプを検討(中華機種のほとんどは携帯ラジオ音)
  • 専用スクリーンは有った方が吉(発色に影響、2,3千円)
  • HD対応中華機種価格は2万円台(映画鑑賞レベルならこれでOK)
  • 4K映像対応は価格10万円~20万円(EPSON等国内メーカがおススメ)
こんなところかな。
おらのは中華の2万円のですが、映画には十分、TV投影はややストレスです。
あと中華品はアングルと部分フォーカス調整が最低限なので、車内の環境により設置位置が限定され苦労します。
中華品の寿命は3年程度と考えてください。高輝度なのでレンズ焼き付きやパーツ劣化による輝線等が発生しやすいです。国内製が最強。
高額国内製&高品質で5年以上使うか、とりあえず中華で2,3年で買い替えるかコスパ検討ですね。

おらの中華プロジェクタはこれ↓

スクリーンはこれ↓

プロジェクタ、車中の暇つぶしに最高です。

そして今夜も庭で車中泊!

(^^)/

ズーティエフ彗星P3 さよならZTF ☆彡

2023-02-12 04:36:13 | 天体観測
最終回です☆彡
1月末から約2週間追いかけ、いろんな顔を見せてくれたZTF彗星。
2/11、最後のイベント、火星とのお見合いが残ってました。地球と火星間のぼぼ直線上に位置したため、見かけ上火星に最接近する構図となりました。

全国的に天気が悪い中、なんとか関東地方の一部の窓が開きました。
SCWの雲予報では、チャンスは19時前後の2時間のみ、自宅庭で迎撃態勢を整えました。なんつったって5万年に一回ですから、気合入りますわ。

薄雲の裏に火星が顔を出し、全力スタック開始!!
ほんで、、こんなん撮れました↓↓
18:30
火星の明るいこと明るいこと!
↓リアルの色に近づけました

↓19時丁度、子午線越えした彗星がこれ

いやーー絵になるにゃああ(^^)/

上はスタック画像の撮って出しです。Fits生ファイルを30秒露出毎・全フレーム保存したので暇を見てゆっくり仕上げてみようと思います。

2020年、ネオワイズ彗星が来た時、あちこち遠征するも天候悪く取れ高無し。今回やっとリベンジできた感じです。

(追記)
昨夜、オリオン座の右、アルデバランとの共演もありました。のっけときます。
↓2023/2/14撮影
↓2023/2/15撮影(撮影パラメータとヒストグラムをちょい調整)
彗星の光度は日増しに減光してますが、地球から遠ざかるつれ移動角が小さくなりスタック時間が稼げるようになりました。

生きてるうちに、もっともっとでっけーのが、いっぺーいっぺー来て欲しいだああ☆彡

(^^)/

ズーティエフ彗星P2 追尾や光害など

2023-02-10 10:33:30 | 天体観測
ズーティエフ(ZTF)彗星は、2/2の地球最接近後、次第に遠ざかって行ってます。尻尾は最接近日の前後で長く見えるので、1月末に見えた長いテイルを期待しまだ撮影を続けてます。が、毎日天気が微妙で消化不良。
とりあえず、火星にミートする2/11まで続ける気合なり。

◆2/5、満月との闘い
↓満月と薄雲に邪魔されながら渾身の一枚
尻尾が・・・しょぼいっす
↓1月末はこう見えていた

↓秩父高原牧場、標高600m、日の出前
↓前日20時~翌朝6時、観測終了!(^^)!
↑憎きお月さん、あいつと一晩中戦っただ。
この設置作業+極軸合わせ、5~10分で完了します!。ケーブルがお行儀悪いですが、天体観測では速さは神なのです(^^)/
こんな明るくなるまで、望遠鏡では星が見えてるのですよ。

◆2/8、雨後の執念@庭
↓西の木影に落ち行くZTF


◆2/9、快晴キタ!
天気予報ではこれが最後のチャンスぽい。強風の中再び秩父高原牧場へ。
ミルクハウスの前に同業者がおられた!(^^)!。おいらは裏のポピー園へ。
↓日没現着。正面秩父盆地、左にあるのが武甲山ね。
月が昇る20時までが勝負!

↓取れ高・・・天の川をぶっちぎるZTF
総露出2400秒、Sharpcap彗星追尾撮影
1月時は北極星の近くだったので星が少なく良かったのにね。

相変わらずライブ配信もやってます。
今回の山も地上キャリアが弱く、スターリンク衛星経由で配信でした。
↓リスナーのリクエストに応じ、あんこ色のアンコロメダ(^^♪




以下、ちょっとテクニカルなネタになるので、沼を見たくない方はスルーしてください。

◆撮影方法とSharpcap新機能
彗星は北極星を中心に動く星の日周運動とは違い、天の北極とは無関係に独自の軌道で移動してます。恒星、銀河、星雲は日周運動なので赤道儀で簡単に追尾できますが、彗星は独特のトラッキング手段が必要になります。
一般的手法として、事前に彗星座標を把握し移動量に合わせて赤道儀で追尾するメカトーフ法と、彗星核の光を追尾し赤道儀を動かす彗星核追尾法があります。
どちらも機材とアプリによる可否があり、慣れも必要です。
ライブ観測をしない人は、数十枚撮影した画像を編集アプリで彗星位置を合わせ、重ね合わせ仕上げる方もいます。ローカル編集で好きなように調整でき、精度も上げられるのでこっちのほうが多数派かもしれません。
おらはライブマニアなので、ガイドスコープによる彗星核追尾をしながら彗星画像をスタッキングするのですが、マイ機材では今回のZTFはギリ光量不足で不安定、なんとかならんかと思ってたところ、今年1月末、Sharpcapアプリが4.1β版として彗星追尾に対応してくれました。
前回ブログ後から、Sharpcapによる彗星追尾に切り替えました。
↓こんな感じになります。

しっかり彗星を追尾してます。
画像下のグラフは、彗星のアライメントヒストリです。30秒シャッターで22分間露出の履歴、彗星のポジションドリフト状況がシャッター毎に更新されて行き分かりやすいです。
↓こっちは総露出約80分間のドリフトグラフ(単位はピクセル)

赤道儀動作で彗星ポジションを追尾してるわけではなく、Sharpcap内の画像処理で彗星を自動検知し、その位置を不動点とするため、長時間撮影すると彗星の移動分だけ画像の淵がスタックできなくなり、100%全体画像では隅っこが暗くなって行きます。おらの250mm鏡筒では数時間追尾撮影すると暗い部分が彗星にかぶり始めます。普通そんな長時間スタックやらないはずですけど、やる人はスタック開始時に彗星位置を画像センターにしないで彗星移動方向に多めのマージンを取るよう赤道儀を合わせるとナイスです。

誰でも簡単に使えるSharpcapが彗星追尾機能を実現したのはちょとした事件ですね。追尾機材の準備や設定の手間を解消しました。
どんなアルゴリズムになってるのか興味があり、本家フォーラムを覗いて見ると、管理人がコメントしていました。
まず、画像を3つの部分に分割するそうです。
  1. バックグランド
  2. 星(彗星以外)
  3. 彗星
そして、画像処理で1と2を消し彗星だけを抽出し核の位置を取得、後は画像上で彗星位置をトラッキングしてスタック処理するようです。
パラメータが調整できるようになっていて、周辺の星を消す度合い調整 "Ignore Sstars Filter Size" と、彗星核の中心精度を上げる "Detection Threshold" があります。

デフォルトでは、それぞれ50pixels, 0.10%となってますが、一部海外ユーザからはIgnore Stars Filter Size=15pixelsで最適画像が得られたとの報告もありました。0.10%の方は画像全体の大きさに対する%です。いずれもゲインやセンサーサイズによって異なってくるはずなのでカットアンドトライ(※)ですね。
おらもいじってみたのですが、彗星近くに大きな恒星があったり、薄曇りや光害でSharpcapが彗星を判別しにくい時の彗星検出可否に効果がありました。状況に合わせチューニングしましょう。
あと、シャッター毎に移動する彗星位置を個別に把握したい場合は、左側Controlesセクション内の "View" を、StackではなくIndividual Framesに変えます。Logタブ内のx,yの変位量からも知ることができます。

※:Ignore Stars Filter SizeとDetection Thresholdの調整について
これ観測条件で調整がシビアな時があります。周囲にある恒星の大きさが彗星と同程度だったり、星が多い時など、最初の彗星検出が結構不安定になります。上画像にある2/9の天の川付近の時は、それぞれ60Pixels、0.01%の設定で安定しました。

正式版で更にブラッシュアップされると良いですね。

◆光害マップ
星見ファンには定番の世界中の光害度合いが分かるLight Pollution Mapです。

関東含め都市周辺はえらいことになってます。
おらのベースは埼玉と横浜なので光害地獄です。季節が良くなると富士山周辺や伊豆天城あたりに遠征してます。現地で出会うガチな人たちとの会話が楽しいです。
↓今回彗星の観測地(秩父高原牧場)

青い場所へ行きたいんですけどねー。冬なんでねー"(-""-)"。

◆どこがいいのか
ところでみなさん、日本で一番暗い夜空(星が見えやすい)はどこか知ってます?
↓阿智村でしょうか?

長野県阿智村は、日本一綺麗な星空として有名ですが、、実はどこまで暗い星が見えるかという感度指数では、国内上位50傑にも入れません。
環境省が毎年夏冬やってる星空観察の結果です。綺麗は感性、光度は科学ですので天体ヲタは科学を優先し、星景ヲタは景色を含めた感性を優先し観望場所を決めます。
阿智村は自然環境をネタに感性での村おこしを狙ったんですね。客寄せ上の大人の都合なのか、ここ数年阿智村からのデータ申告は無くはなっちゃいました。

一夜明け、今朝は大雪、、、
明日、火星とミートするツーショット撮れるかな、、。

(^^)/