お先に下山します☆彡

目指せ!エンディングノート(*^^)v

【紅葉】京都・祇王寺 悲恋の尼寺

2024-12-11 10:05:09 | その他
平家物語に登場する「祇王」。
その姿天女の如しと評され、時の権力者・平清盛の寵愛を受けるものの、清盛の仏御前への心移りにより都を追われた女性です。
17歳で清盛と出会い、その3年後捨てられた祇王。
自害を決心するも母「刀自」に諭され、母と妹「祇女」と共に出家し奥嵯峨の尼寺に入寺しました。

彼女が都を去る際に屋敷の障子に書き残した一首、、

萌え出づるも 
枯るるも同じ 野辺の草 
いづれか秋に あはで果つべき

白拍子のトップスターとして咲き、世間から愛されても、所詮いずれは散る身。。。清盛の不条理極まりない扱いに、自らの運命を詠んだ句です。

この悲恋の物語の詳細はネット各所で見れるので、興味ある方はそちらをどうぞ。清盛との間の情愛と、仏御前との間の慈愛の違いが刺さる物語です。

動画上げときます↓
今年の春この祇王寺を訪ねた際、こりゃ秋も見なければ!と決めていました。
山奥の小さな寺が織りなす情景、華麗に踊る木々と飾る紅葉の色合いは、消しきれない祇王の萌える心そのもののようにも見え、往生の地になおも女の生ありき、ここで命を繋いだ彼女、その臨場感に満たされるまろなのでありました。






平安時代、奥嵯峨は都の結界の外にあり人里離れた山の中。
魑魅魍魎が集まるこの地に寺といえども粗末な草庵、女性4人(刀自(母)、祇王、祇女(妹)、仏御前)が暮らしたとは、、母以外は17歳~21歳で入寺、しかも美女ぞろい、、どれほどの勇気だったのか。
おいらなら絶対ビビる。

祇王のとりなしにより清盛に出会えた仏御前、それが原因で起きた清盛の心移り。屋敷を追われた祇王、その傷心に輪をかけるように仏御前の気分取りの道具とされる祇王。その耐えがたき仕打ちと屈辱は、同じ白拍子である仏御前にも痛いほどわかる。苦しみを離れ安らぎを求める祇王は自害を決心する。その祇王を止めるには母による仏門への導きしかなかった。
念仏三昧を日々を送る祇王。ある夜、祇王のもとに尼姿となった17歳の仏御前が訪れる。都での噂で祇王の居場所を知った。屋敷に祇王が残した歌により、この世の栄華は儚いと悟り、清盛の寵愛を振り捨てて出家の道を選んだのだという。祇王は旧怨を捨てて仏御前を迎え入れた。四人はその後往生の素懐を遂げた。。と、長講堂の過去帳には記されているのだが、、入寺後の様子については数々の伝承があり、清盛の子を身もごっていた仏御前のお腹をわが子の様に気遣う祇王。しかし出産のため故郷加賀への帰郷途中に死産。更には何者かによって殺害されたとの説もある。

紅葉萌える祇王寺内草庵にある仏間には5人の像が置かれている。左から刀自、祇王、清盛、祇女、仏御膳。いずれも念仏を上げる姿、、誰の想いか清盛像は祇王像に密着するように置かれ、涅槃での二人の幸せを願うのである。

そしてここにも居た。動画にもあるように仏間の壁際に座し、長い時間静かにしみじみと像を拝すす白人女性。平家の歴史に通じているのだろう、その表情には悲恋を偲び深く彼女たちの想いを知ろうとする和の姿。
対する日本の天ぷら拝観者たち。
・・・大丈夫か?ニッポンジン!

祇王寺、大人に染みるとても良いお寺です。
みなさんも是非どうぞ(^^)/

秩父夜祭(昼、夜、花火)

2024-12-06 05:20:06 | その他
秩父夜祭の動画です。



いやーー、激混みでした。
昼間のイベント撮ろうと思ったが戦意喪失。神楽や歌舞伎や奉納儀式もほぼスルーして昼は裏通りの小料理屋で飲んだくれてましたw

夕方、激戦区の様子見に行ったら、歩行者も通行規制され戻るのが大変。
結局車に避難、お巡りさんいじりながら花火ライブ配信、客の減った深夜にメイン会場へ出動、ちゃんと仁義通してきました。撮影終了が午前2時w
公式によると12/3の来客数が約25万人。ほんの1Km四方に。そりゃカオスになるわな。

今年も花火打ち上げ場真下のコンビニ駐車場にお世話になりました。
隣の秩父セメント跡地大駐車場はキャンカー3000円なのが、ここはタダ。一番乗りで馴染みスタッフにご挨拶。昨年は仮設トイレ立てこもり事件があり長蛇のトイレ待ちが発生。今年は50mほどで順調なようでした。


ライブ配信用にスターリンク回線をセット。地上キャリアが奪い合いの中、衛星から快適に配信できました。昨年はアンテナを低くセットして歩行者に電波遮られプチプチだったので今年は約3m+高に上げ、スカスカ200Mbps安定。
来年はもー花火はいいわな。同じ時間はメイン会場が一番盛り上がる時なので、窒息覚悟で突撃しようと思います。


お祭りって地域の風俗がそのまま出るので、人の違いが際立つ。
今年の北海道は各地の祭りを追っかけたけど、型にはまったトップダウン的祭りより、やっぱり地域住民が一緒に盛り上げる祭りの方が圧倒的に楽しい。その違いはお囃子や渡御行列の掛け声の中に鮮明に出る。そして1年の感謝をとても身近に感じるのだ。楽しみが少ないゆえの集中力の違いなのか。。対して、都会のお祭りは今や管理された祭り。腹の底から楽しむのは難しく、見せる祭り化してるのが残念だ。

そんなわけで、京都で撮りためた動画が一杯、とっとと編集せにゃあかん。

(^^)/

【紅葉】京都・清水寺 夜間特別拝観

2024-12-02 03:28:19 | その他
清水寺のライトアップ動画です。(ライトアップはタイムカウント09:00から)

京都から帰ってきました。
約3週間の紅葉旅。満喫。
何日もお世話になった京都御所(御苑)内の駐車場を後にし、東名のSAで一泊、古巣の横浜で飲み明かし、今関越のSA、深夜割引待ちですw
後で分かったのが、御所を出た11/29が「令和6年秋の特別公開・京都御所 宮廷文化の紹介」で雅楽や蹴鞠が撮れる日だったのに、知らずにスルーしてしまった。
ベストポジションにいたのに、、なんとも残念。来年は絶対外さん。

今回の京都までのルートは中山道の街道風情を味わいながらでしたが、大正解でした。山深くの自然の厳しさは、雑感を消し去り、そこにある生命のすべてに直接つながるような感覚が生まれます。古来、数々の民話で大事にされてきた山神さまがそこに居るような。生きるために自然に抗いながらも、その恵みを壊すことなく共生する、、万物への感謝が生活の基礎にあることで高度な土着文化が生まれ、それは人の豊かさに比例してるようにも思います。
各宿場でお会いしたおばーちゃん達が皆ご高齢なのに元気。妻籠宿で撮影に協力してくれた竹細工屋のおばーちゃんは90歳。美人でおちゃめ、子供のころからの歴史と宿場の案内をしてくれた上、手作りのなますや漬物をたっぷりご馳走してくれました。(おばーちゃん登場の妻籠宿の動画も追って上げます)耳はちょっと遠いけど全くボケてなく普通に会話できる。都会の高齢者に比べるとちょっと奇跡な感じもします。諺、「綺麗な山河は美人と長寿を生む」を実感する場所です。

帰途、古巣横浜に寄った際思ったのが、街を歩く人々がみんな幸せそうな表情に見える。馴染みの和食店で隣席したご婦人は都会肌でお上品。お話すると日々楽しそう。でも、箱の中で規格化されてしまった幸せが、外野のおいらには大きな違和感を感じるのでした。
どっちが良い悪いではないですが、各地でお会いする単身長期旅族は、皆、規格化からの脱出、真人間への回帰、的な特徴があって、答えのない未来に心の浄化を求める、、、そんな哀愁がたっぷりなのでありますw
それは単なる癒しなのか、はたまた逃避なのか、、鎧を脱げば本質が見えてくる。旅は極上のインナートリップなのであります。

来年用京都旅メモ:(今回できなかったこと)
  • チャリで街散歩配信&動画
  • 宿坊体験
  • 霧風景、水晶撮影
  • イベントカレンダー確認
さて、自宅に戻ったら宿題が山積だ。
大型廃棄物処理、前歯修理、泥棒対策、相続関係、面倒だがやるっきゃない。出発直前に折れた前歯を放置したら京都のハニーちゃんにえらい怒られた。それにおらのクレカが海外で不正利用されたと連絡があり対策が必要になった。

・・・帰宅が怖いw

が、懲りずに明日は秩父夜祭り行こうとしてるおいらなのである(^^)/
落ち着かねーなああ。