リーマンの鯉釣り日記

変わっていく鯉釣りを新鮮な眼差しで,変わらない鯉釣りも楽しみながら,自分の鯉釣りも磨きをかけていきたいと思います.

11月の余呉湖と雲出川

2014年11月03日 | 雲出川
世間は土曜日からの3連休というニュースも耳にしながらも、土曜日は仕事で,おまけに午後も講演をすることになり、午前中も午後も100人を超える人数で、テーマも違うので,1週間前から資料の準備等で忙しい中,風邪を引いてしまって金曜日からは熱も出て来て最悪のコンディションです。講演も無事終わって、土曜日はゆっくり家で静かにしていました。釣りの大会にもお誘いを受けていたものの、仕事の関係で参加できない上に,風邪迄引いて。大会の方はどうだったかなあ.

日曜と月曜は久しぶりの連休ですので、ゆっくり地元で竿を出せればと思っていたら、前日から雨模様。日曜の朝、目覚めは年を取るとともに早くなり、最近は早朝に仕事をするように心がけていますが,連休は風邪を治し,ストレス解消に心がけるには、はやり釣りかな(笑)。日曜の早朝に地元の雲出川に車を走らせます。河川敷は雨の影響で4駆でもスタックしそうな状況で厳しい上に水は泥水のごとく濁っていて、気持ちがひいていきます。きれいな秋の景色を味わいながらゆったりした気分で釣りをしたい今回の気持ちの中では、こんな地元では竿を出したくなくなり、それなら景色だけでもと、車を走らせ余呉湖に向かいました.最近の余呉湖は魚の警戒心が強く、地元の方でもベテランでもなかなか当たりが取れない状況です。たまに当たる時は大型も期待できるので,景色だけでも堪能できればと開き直ってハンドルを握り直しました.

余呉湖に着いたのは朝の9時過ぎで、入り口近くにMさん、そして地元のベテランのKRさんがそれぞれの狙いのポイントに陣取っています。声を掛けようかと思いながらもMさんはまだ寝ているようだし,KRさんは朝の時合に集中している時間帯だし、静かに通り過ぎて、誰もめったに竿を出さないポイントに入ります.ここは、足下に掛かりもあり,漁師の海老籠も微妙な位置に数個仕掛けてあり取り込みが気になり、殆ど人は入りません。私は,このポイントは初めてボイリーで釣ったポイントでもあり、水深や底の様子もある程度把握できてるので,あまり足場の悪さも気にならないのが実際です。しかし、昨年から今年にかけては一度も入っていないのではないかと思います.

さて、天気は月曜にかけて大荒れになると予報が出ていて、今にも雨が降りそうな状況です。もう水鳥がやって来ています。秋本番です。
竿をセットし終わったのが10時過ぎです。
今回はとにかく鯉の警戒心が強く、喰いが鈍いので、こういうスレたポイントでの鉄則:「シンプルに狙う」ことに。フィーディングは少なく,喰わせはアピールしないでフィーディングと同化させることに。
どんよりと今にも雨が降り出しそうな天候は,鯉釣りには絶好の日和でもあるので、夕方迄に当たりが出そうな気もします。昼前にいつものSさんが車でやって来て、今から帰るとか.明日は仕事らしい。金曜日の遅くから入られたようだが当たりは無かったそうな.やはり厳しい今の余呉湖を象徴している感じです。暫く鯉釣り談義に花を咲かせ一時を過ごします.今にも当たりが来そうな天気ではありますが,暫くすると漁協の方が見えて話しを聞くとMさんは93cmを上げたとか.さすがにこの余呉で喰わす腕前には感心します。しかし、当たりはMさんだけらしく、やはり厳しい余呉湖に変わりはありません。日が傾きかけた頃に、KRさんが帰る前に立ち寄って情報交換。今日も厳しい状況らしかったとか。ただし同じように沖の方で鯉が跳ねるのが目撃されているので、少し今迄とは違って鯉の動きも感じられると同じような認識で,スレた余呉湖の鯉対策でも情報交換でき短いながらも貴重な時間でした.

日が暮れて、雨が降り出しそうなので、車のタープを準備して食事も済ませ、秋の夜長を感じそうなので、早々に車に入ってテレビに見入っていました。明日帰る迄餌交換はしないでシンプルに待つだけです。今回のタックルは前回と同じですが喰わせはRobinRedの15mmシングルです。ハリはGamakatsu WideGape6号でハリスもコーティングなしのしなやかなGardnerのTrickster20lbのCamoBrownです。

テレビに見入っていると電話があり、車の後ろにMさんが来ていました.今日が休みの最終日らしく、これから帰りだそうで、やはり確実な釣果に笑みもこぼれています.カメラのこと等の情報交換をして激励の言葉をいただき、その言葉に応えられそうもない予感がしました。Mさんが帰られた直後から急に空模様が怪しくなって来て、風雨が厳しくなって来ました。タープが強風で吹き飛ばされそうなので,ロープも外して、折り畳んで、荷物は車の下に押し込んで雨風を凌ぐことに。こんな状況で当たりがあっても竿の所に行きたくはない気分です。更に雨風が強くなって、バイトアラームの感度が高く設定してあるため、風やゴミの影響で断続的にアラームが鳴り、ついには我慢できなくなり、雨が小振りになった時を見計らってアラームの感度の設定を弱くして、やっと眠ったのが0時を回っていました。

朝の明るさを感じながら外を見ると秋というよりは冬の木枯らしが湖面をかき回しています。これは期待できないかなと思いながらも,水温の高さに少しの期待を持つも、雨の中を雨にぬれたタックルを仕舞うのも嫌だなあと思った8時過ぎに待望のバイトアラームの連続音。狙いの1本の竿です。ちょうど雨も上がっています。竿を持つとずしりと思い感触。そのとき昨夜Mさんと話した内容を思いだします。「今迄余呉で経験したことのない引きで30分も寄せるのに時間がかかって、でも姿を見たら、今迄よく見ているサイズ」。確かに重さは感じるものの、引きの強さや動きの強さはイマイチかな。そんなことより、ここからがこのポイントの気がかりです。まず左手にある漁師の海老籠のロープに巻かれたら駄目なので、ゆっくり沖に走らせながらコントロールしていきます。海老籠の向うを左手に走っていくのでひとまず海老籠はクリアーできました.しかし、そのまま左に走っていくと左手の岸から伸びている木々に巻き込まれるので,竿を寝かしながら方向転換させます。竿を寝かして次に立てながら徐々に寄せて,今度は海老籠の手前を右手に走り始めます。このまま右に走ると右手の岸から湖面に突き出した木に絡まれるので、また竿でためながら弾力を活かしながら、ドラッグは少し緩めながら足下へ寄せに入ります。釣り座から湖面迄は1m程段差があり、少し滑りながらも足下迄鯉を寄せて来ました.ここで、油断すると足下の石に滑ってしまうことになります。足下を確かめながら時間にして20分くらいかかって、やっとネットイン。98cm、18kgです。
何とかシンプルに喰わせることができました。写真を撮って優しくリリースしてやっと一息です。時折雨が横殴りに降って来る朝の一時に一本上げてゆっくりコーヒーが飲めます。

10時をめどに納竿するも,雨にぬれたタックルは乾かせる状況ではなく、仕方なく車に積み込み、三重の方は晴れているらしいので,雲出川で荷物を広げて乾かすことを考えて帰路につきました。途中、長浜辺りはものすごい雨でしたが、三重は晴れ模様で陽射しも出て荷物を取り出し,マットやネット等を陽射しに当てて乾かしながら、竿も出して一休みです。

2時間程いる間に2本当たりがあり、80cmと82cmです。
改めて余呉の厳しさを実感した今回でしたが、少しヒントを得た感じです。










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