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リーマンの鯉釣り日記

変わっていく鯉釣りを新鮮な眼差しで,変わらない鯉釣りも楽しみながら,自分の鯉釣りも磨きをかけていきたいと思います.

寒鯉3

2014年01月06日 | 雲出川
冬の寒い中、じっとバイトアラームの当たりを知らせる音を待つのは、車の中でしかできない、そのくらいの寒い北西風でした。
ある人曰く、「修行僧みたいだね。」なるほど,そう思えるかもしれない。修行僧ではなく、仙人ですが、

鯉をモチーフにした、雪村の水墨画がある.これです.


鯉のひげを掴んでまるでロデオではないかと思わせる。絵は見せるためにこそ描かれるのだということを雪村は自覚していたのでしょう.なんともドラマチックでエキセントリックな鯉と琴高(きんこう)仙人である。琴高仙人は、中国趙(ちょう)(紀元前5~前3世紀)の人であり,ある日江蘇省の湖水に潜って龍の子を取ってくると宣言し、弟子たちに身を清めて水辺で待つように伝えた。すると果たして,赤い鯉に乗って水中から現れた。雪村はその瞬間を描いている。祠(ほこら)の中に座した仙人を翌朝には大勢の人が見に来たが,暫くして琴高は再び水中に去ってしまったという。

他の季節と違い、寒鯉釣りの雰囲気は日だまりの中に微かな温かさを感じながら、時に川面に浮かぶ水鳥達の元気な動きに一時の安らぎを覚えます。前日の帰りにフィーディングしておいて、今日はそのポイントを狙っての釣行です。釣り場に到着したのは朝の8時前後。到着して、用意し始めようとした時に,知り合いのアングラーのM氏が二人の若いアングラーとやって来ました.久しぶりなので、少し話し始めるも、冷たい北風に耐えられなくなり,頑張りましょうとそれぞれのポイントに分かれていきました.

ゆっくり準備をし終え、いつものように本を読み始めました.前回に引き続き、半藤一利氏の「日露戦争史1」である。同じ著者の「昭和史」が読みやすかったので,昭和史へ繋がる「日露戦争」をと思って買った本です.読みやすさにおいては「昭和史」と同様。数学の本もこんなに早く読めたらと、ページをめくっていく。10時30分に当たりを知らせるバイトアラームの音.この時間帯に今回も喰って来た。残念ながら70cmで昨日より小型である.

打ち返して、数粒のボイリーをフィーディングして待つこと、小1時間。また同じ竿からバイトアラームの音.同じポイントである。今度の鯉は少し重い。しかし、寒のせいか動きは鈍い。ゆっくり寄せてネットイン。この季節の鯉は色が黄金色で独特である.冬の陽射しに眩しく輝く鱗は印象的である。82cm。



その後、また1時間程でまた同じ竿にヒット.竿を持って竿に乗せると少しして、すっぽ抜け。これで、ポイントを荒らしてしまった。
その後は当たりが無くなり、納竿。とにかく寒い北西風の中、当たりが取れただけでもラッキーと言える.それでも、この時期の鯉釣りは独特の風情がある。


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