前回のポイントを週末に期待して金曜の夜から入ることになりました.この河川は亀が多く、その対策が課題でもあります.ボイリーを使わない練り餌での釣り方では、亀対策というかこの種の対策をあまりすることなく,その釣り方を貫いていくということしかできないことが多いのですが,ユーロスタイルでは状況に対応した方法から仕掛け等、工夫をする楽しみもあります。その結果、今迄気づかなかったことを発見することも多くあります。それは釣りの楽しみを増やすことに繋がります。
今回のタックルは、
ロッド:century c2 13ft 3.5lb
リール:daiwa Uk tournament iso entoh 5000QD
道糸:よつあみ FCDisk300 フロロカーボン16lb 4号 300m
レッドコアライン:45lb 70cm
オモリ:3.5オンス
ハリ:ロングシャンク2号、6号
餌:イミテーションコーン、20mmロビンレッド
金曜の夕方に到着して竿をセットした時は20時頃でした.秋になって、日が暮れるのが早くなって来たことを実感する一時です。この時点では,亀の様子を見るために普通のボイリーの仕掛けです。寝る前に餌を点検すると2本の竿とも全く餌は付いていません。スノーマンですが,ボトムもポップアップも跡形もありません。深夜に遠来のMさんが釣り場に到着して、話す中で、亀対策にイミテーションコーンを使うことにしました.早速ポップアップのイミテーションコーンをダブルにして待つことに。
寝やすい気温に気がついたら明るさを感じる明け方になりました。車から降りると、ちょうどMさんが取り込んでいる最中でした。夜中ににも当たりがあったものの、レッドコアラインが切れたらしい。
上がって来た鯉はこの川の鯉らしい90cm程の鯉でした.幸先の良い当たりで,しかも亀対策のイミテーションコーンに喰って来たのでした。私の方は朝迄全く当たりもないものの、イミテーションコーンは亀にやられてなく,しっかりと残っていました。投げてから4、5時間経っても残っていることで、しかもMさんのイミテーションコーンには当たりもあり、効果的であることが解りました.
そこで、餌を打ち返すことにして、2本の竿にはそのままイミテーションコーンをつけて,更にもう一本竿を出して、ボイリーで試してみます。果たしてどのくらいで亀に喰われてしまうのか,その時間を計ってみようと。
そのボイリーを打って15分後に早速当たりがあり,85cmが上がりました.
15分ならまだ亀にも喰われていないボイリーでも鯉は喰ってくることが解りましたが,果たしてどのくらい迄ボイリーで待てるのか?。ボイリーは今回は20mmのシングル仕掛けです。すぐに喰ってくるところをみると鯉の活性は良いといえます.その後打ち返すなかで1時間でほぼボイリーは亀に喰われてしまうことがわかりました。そこで、ボイリーは1時間以内に餌を交換することに、そしてその他の2本の竿ではイミテーションコーンの仕掛けでじっくり待つことにします.待つこと1時間後の8時に当たりを知らせるバイトアラームの音です。今回の当たりはイミテーションコーンの仕掛けです。これでイミテーションコーンで待てることができます.90cmを超える鯉です。
この後、ボイリー仕掛けでは早い時は30分で餌が無くなり,長くても1時間でなくなる感じです。しかし、イミテーションコーンはストッパーをつけておけば、まず亀に喰われてしまうこともなく、残っています。しかし、ボイリーに比べて鯉が喰って来るには少し弱いかな。そこで、竿1本はボイリーで時間を計りながら、餌を打ちながら,2本の竿のイミテーションコーンでじっくり待つというパターンで1日やってみました.
その後,11時30分にボイリー仕掛けに82cmが来ました。
この鯉は他の鯉と違って良く太っていました。このポイントでは色体型を含めるといろいろなタイプの鯉がいますので、魚影も濃いといえます。ここで、ゆっくり食事の時間を取れるくらいに鯉の当たりが遠のきます.
今回はガソリンストーブを使わずにガスコンロです。
薄型でコンパクトなので、知り合いのアングラーのAさんも使っているタイプです。食事をしてコーヒーも飲んでゆっくりしながらも当たりを期待しながら時間だけが過ぎていく秋の午後でしたが、15時30分にまた打ち返したボイリーに15分後に当たりがあり,78cmが上がりました.
今回は丸1日だけの亀対策の必要な河川での釣行としていろいろ新たに解ることが多く、その意味では良い勉強になりました.一緒に竿を出してもらったMさんのその後に期待して、釣り座を後にしました。