リーマンの鯉釣り日記

変わっていく鯉釣りを新鮮な眼差しで,変わらない鯉釣りも楽しみながら,自分の鯉釣りも磨きをかけていきたいと思います.

小さい秋みつけた。大きな鯉は・・・(2)

2021年11月19日 | 櫛田川
 遠征なら2泊3日の釣行ですが、地元ということと、場荒れを回避したいということから、夜は竿を上げての2日目の釣行です。
 昨日以上に風のない小春日和の絶好の釣り日和です。この釣りは待っている時間が圧倒的に多いので、その時間をどう過ごすかは、ある意味大切なことです。

 少し前から、東大志望の高校生を教えるようになったので、その生徒向けにと、以前買った本をもう一度読み直します。
 東大の数学の先生が東大の新入生向けに、数学を中心にオススメの本を紹介した本です。監修者がある程度方向性を示して、それに沿った内容の本を、各先生が4冊づつ紹介するというスタイルの本で、自分の新入生の頃、こんな本があったらよかったのにと、そう思わせる本です。その中には、自分がこれまで読んだ本もあり、そういう印象だったのかと、思いを新たに読み返したくなる本も何冊か含まれていました。

 さて、早朝の第1投を投げ終え、朝刊を読みながらのブレックファーストを済ましてからは、上記の本を読みながらアタリを待ちます。前日のフィーディングがはやり効いたのか、1時間もしないうちに最初の当たりです。引きの強さは相変わらずで竿さばきを含めていろいろ要求されるのが、このポイントの鯉です。
 
81cmの傷一つない鯉です。しかもエサも豊富なのか、色艶もよく、まだこれから大きくなりそうな鯉です。傷をつけないように優しくリリースして次のアタリを待ちます。

 朝のうちは雲が多かったのですが、徐々に雲も少なくなって、風もなく穏やかな天候になってきて、期待するのですが、その後はなかなかアタリがなく、読む本の量だけが多くなり、4時の納竿を考えると最後のエサ交換かなと思っていたちょうどその時、時間は午後の3時前です。

 突然のあたりにびっくりで、足元に注意して堤防を降りて、泥濘に注意して、釣り座に着くと、まだスプールが回転して糸が出ています。竿を持つと、どうもかかりに糸が擦れているよう感触が伝わってきます。巻かれると、どうしようもないので、ゆっくりとテンションをかけながら、まっすぐに寄せてきます。
 しばらくして、かかりから外れて、鯉の引きを直接2、糸・竿に感じながらの寄せに入ります。1本目より素直に寄ってきましたが、岸から10mほどの距離まで寄せてきたときから、急に抵抗が強くなり、なかなか頭を上げてくれません。
 今回は、玉の柄の長いものを持ってきているので、足元の蘆の切り株の張り出しを超えてのネットインが楽になります。
 
86cmで、この鯉も傷ひとつなく綺麗で、やはり体つきもよく、引きの強さを感じさせる体型をしています。
 この後納竿して、下流の堰堤のポイントを調べに行きます。
堰の付近のゴミよけのフェンスの近くで、鯉が餌をしているのが目撃できます。1ヶ月前には、まだ藻が高くあったのが、全く奇麗に無くなっています。これからの季節は、この餌場でも期待できろうですが、ここは冬の寒い時期にも鯉が餌をするところなのです。

 川の向こう岸は紅葉の気配を感じさせる木々の色です。風もなく、湖面で対照的な景色を見ることさえできます。秋の鯉釣りの楽しみでもありますね。


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