いよいよ今年も残り1か月になり,気持ち的に落ち着かなくなる,師走です.寒さを考えると,地元の河川は水温も比較的高く,年中鯉釣りが楽しめる点では,恵まれた環境にあると言えます.
平均サイズを考える上で,年間50本は釣りたいと考え,更に大型や在来種(野鯉)をターゲットに年間を通して,いろいろなフィールドで竿を出すという当初の目標も,今年に関しては,ある程度実現できたと感じています.
榛名湖や西湖,野尻湖等は景色の他に大型が狙えるフィールドとして,印象に残っています.しかし,この時期になると1年の締めくくりとしては初釣りと同じく,地元のフィールドを見つめなおす時期と考えています.これまでも書いてきているように,地元での鯉釣り人口の少なさから,殆ど私しかいない状況の下では,草を刈って,釣り座を確保したりの作業が必要になり,草刈り機を持参したりして,その作業をしていますが,それもまた楽しからずやという心境です.
前回のポイントは少し休ませて,その間にフィーディングは行って,餌に慣れさせておくというやり方で,今回は対岸の少し川下のポイントに入ります.
足元が深くなっていて,そろそろ深場に鯉も落ちてきていると考え,手前の深場狙いです.水深は4mと3m.川底は砂と石で護岸が石が積まれたポイントなので,亀やカニが多く,その影響がどうかも考えないといけません.
前日にフィーディングをしての釣行ですが,フィーディングは鳥の餌やサツマイモを蒸かしたものに,ユーロカープのサムライを入れて練ったものを中心にボイリーも少し入れてというものです.初めての川での釣行ではある程度のフィーディングは必要ですが,長年の経験から,自分で納得できるものを撒くというスタイルです.
しかし,今回は午前8時に第1投を行い,アタリを待つもフィーディングの効果も感じられなく,アタリもなく,まだ鯉が深場に落ちて来ていないと判断できます.
そこで,ここは竿を上げて,前回のポイントに場所を変えます.対岸に移動して,再度竿を出したのが,午後の1時半過ぎで,何とか1度の当りをという気分です.
ところが,意外にも投げて1時間もしないうちに当りを知らせるバイトアラーム(ATTX)の音にびっくりです.実は前日にこのポイントにもボイリーを1掴み程,フィーディングしておいたのが効いたようです.
85㎝と少しサイズ的には私の平均を下回りますが,きれいな鱗など櫛田川の鯉らしい1匹です.
何とかアタリをもらったので,少し安心で,今日はこれで何とか満足しないといけないと考えていましたが,そろそろ納竿を意識した午後4時半過ぎに当りです.先の鯉より重量を感じさせる手ごたえに,満足感を抱きながらネットイン.
ギリギリ90㎝の鯉ですが,これで12月も何とか90㎝オーバーを上げることができ,今年は1月から12月までの全部の月で90㎝以上を上げることができました.昨年からの継続でいうと,21か月連続で毎月90㎝以上を上げていることになります.さらに,この2本で今年の釣果数も50本になり,平均値も88㎝台と満足できる結果を迎えています.あと1か月で,大型を上げて平均値を89㎝にもっていくのを,身近な一つの目標として考えています.また,地元の河川で何とかメーターオーバーの鯉をこの季節で狙えないかと考えています.湖でのメーターオーバーより河川のメーターオーバーははるかに数も少なく,難しいのですが,それも一つの目標として考えています.