ギター弾きのひとり言

ギターと音楽が趣味の私のひとり言を気が向くままに書いています。

LUXKIT A3032がやって来た!

2006-05-03 | オーディオルーム
今年はどうやら真空管の年になったみたいだ。3月にはプリアンプ(TU-875)とパワーアンプ(TU-879)を製作。しかしE130L PPにふさわしいプリアンプが無いと思ったところへ4月末なんとLUX CL32のキット版A3032が我が家に来たのでした。もう30年にもなるまさにヴィンテージと言っても良いと思えるアンプです。当時この薄さでの管球プリは衝撃でした。さて、まずは壊れてもいいように、作ったばかりのTU-879Sへ接続。電源を入れてしばらくして、CDにサラヴォーンの枯葉をセット。少しずつボリュームを回して行くと、一応音は出ました。特に悪くはないけど、何かしっくりこない。それに、ちょっと耳につく音が。。。CDを止め、入力をショートして、再びボリュームを上げていくとジーーッというノイズが出ているではないですか。早速蓋を開いて、中身を観察。
見た目では特に悪そうなところはない。使っている真空管に目をやると、フォノイコライザーにはMullardのECC83 と松下の12AU7が、フラットアンプとバッファアンプには松下の12AX7(T)が使ってありました。音に拘ってるのが見てとれました。実は、松下の12AX7(T)はTU-879Sのドライバー用にオークションで5本落札したばかりでした。こんなに有ってもと思ったところに。。。スペアができましたwさて、よくよく見てみると、あれれ?基板に書いてある管名と実際に挿してある球が違うところを発見。12AU7と12AX7が逆に挿してありました。このままズーッと使用してきたのでしょうか。前オーナーさんが組み立ての際間違えて挿してしまったのかな?真空管を所定の位置に差し替えて、今度はどうかなあ?おっ、大分静かになった。音を出してみると、今度はさっきとは断然ちがう音でサラヴォーンの声が一回り太くなり前に出てくる感じ、ウッドベースも躍動感があふれ出て、スゲーっと思わず言ってしまいました。やっぱりこれが原因かあ?でもまだ少し気になるなあ。もう一度良く見ると、3300μF+3300μF 25Vのブロックコンデンサが1本膨らみはじめているではないですか。翌日、近くの部品屋さんに行ってみました。しかし、複合タイプが無くて仕方なし、3300μF50Vを2本買ってきて、交換しました。この手のノイズは、コンデンサの劣化が原因の場合が多いので、カップリングコンデンサとB電源のコンデンサを全てを半田しなおしました。さあ今度はどうかな?おっ、消えた!とは言え、実用範囲で聞こえないだけで2時くらいまで回すと、ジーと言う音が聞き取れます。しかし、これなら全く問題なし!あとは、気が向いたら、カップリングコンデンサ等をフィルムコンか、 VitaminQオイルペーパーコンに変えてみようかなと思っておりますがこの辺りではなかなか入手が困難なので、この計画はいつ実施できるかな。