昨年3月にエレキットのTU-875を組み立ててから
今日までにTU-875を2台、TU-879Sを2台製作。
うち各1台は友人宅で活躍中。
更に、中古の真空管アンプVT-63(46)プッシュプル
製作者不明の手作り品。中古の真空管プリアンプ
LUXKIT A3032 製作者不明。ジャンクで購入した
ICL(ソフトン) Model1-300B、8年程前に会社の
先輩から購入した、サウンドパーツ製E130Lプッシュプル
パワーアンプ。と、パワーアンプ3台、プリアンプ2台
プリメインアンプ1台と部屋の中は真空管アンプだらけ
です。以前使っていたトリオのモノラルアンプL-08M2台と
ビクターラボラトリーのプリアンプ P-L10はラックの隅で
ひっそりと眠っています。(これらは売却を検討中)
作った話や、改造した話は過去の記事で書いてきましたが、
各アンプの特徴や問題箇所なども少し書いてみたいと思います。
※以下の記事は私の個人的な主観です。
TU-875はエレキットから発売されている真空管12AU7を3本+J-FET
によるハイブリットプリアンプです。

TU-875は現在、TU-879S用のプリアンプとして使用
しておりますが、フォノイコライザーとしても
使用しております。
このTU-875は賛否両論があるみたいですが
音楽を聴くと言う面では、適度な艶と中低域に厚みが
出てなかなか良いです。LUXKITのA3032より、立体感と、楽器や
ボーカルなどにリアルさがあります。
(A3032は部品交換とハンダをすべてやり直そうと思っています)
TU-875は12AU7(5963)を3本使用しておりますが、
ラインアンプ部はLRを1本で行っており、その為か
チャンネルセパレーションはイマイチです。
聞いていて、ん?て思う事があります。
ただ、このアンプのフォノイコライザーは中々の物です。
初段は5極管特性J-FETが採用されており、以降を
12AU72段の計3段増幅となっています。
また、カートリッジもMM/MCと両方使え、また
インピーダンスも抵抗値の変更で行えます。
簡単に書きましたが、抵抗値の変更は、本体をバラして
抵抗を外して、任意の抵抗を取り付けると言う作業
をしなくてはならないので、簡単にはできません。
この辺りを何かうまく改造できないかと思っております。
フォノイコライザーとしての使い方は、REC-OUT端子を
使っています。PRE-OUTですと、ラインアンプを通る為、
チャンネルセパレーションが悪くなってしまう為です。
今まで、P-L10でアナログレコードを再生しておりましたが
TU-875のフォノイコライザーを使った途端、レコード
に対する見方がガラッと変わりました。
レコードってこんなにいい音だったの?と言う感じです。
話はそれますが、レコードはブチブチバチバチ言って
決して良いとは思いませんでした。また、音も中高域
ばかり出て、薄っぺらい音という印象が強く、CDや
DATなどのデジタル機器に勝るものは無いと思って
おりました。
ところが、このTU-875でレコードを再生した途端、おおー
なんと分厚い優雅な音だ!とビックリしました。
この時使用していたプレーヤーはDENON DP-1200、カートリッジ
SHURE Me75EDです。昨年、このプレーヤーを下取りに
DP-80+砲金ターンテーブルを購入しました。
そこで、更にレコードに対する概念がガラッと変わりました。
それは、ブチブチバチバチノイズが全くといっていい位
無くなったのです。まるでCDのようなクリアさで、
CDには無い暖かさ、潤いがあり長時間聞いていても
疲れないんです。レコードは音がいいと言われている
事を始めて実感した瞬間でした。またそれと同時に
CD購入と同時にみんな売り払ってしまった事を
大変後悔しております。昨年から中古レコード市などで
再びレコードを買い集めております。
現在は、キャビネットにDENON DK-2000、フォノモータを
DENON DP-3000、トーンアーム FR-54、カートリッジは
色々(DENON CORAL SHURE STANTON B&O AudioTechnica)
話は戻って、TU-875のREC-OUTは私のメインアンプに
なっております Model1-300Bに繋がっており、その
REC-OUT端子からLUX-KIT A3032のAUXに繋がって
おります。
300Bで聞くレコードの音は格別です。300Bは現在
FullMusic 300B/nナス型メッシュプレートを使用
しております。この球のお話は後日致します。
その他特徴としまして、重量が非常に軽い、
電源はACアダプター(キットに付属)であるので
ノイズが少ない。
ただ、キットを購入して自分で作る場合、部品点数が
かなり多いので、少し根性が居るかも知れません。
目の悪い人などは、拡大鏡を用意すると良いかも
知れません。
以下に仕様を記しておきます。
■TU-875仕様
●使用真空管/FET(信号系):5963(12AU7)×3、2SK170×4
●入力端子:PHONO×1(MC/MMはリアパネルのスイッチで切り換え)
LINE×2、TAPE(MD)×1
●出力端子:PRE-OUT×1、REC-OUT×1
●入力抵抗:PHONO:100Ω(MC)、50kΩ(MM)
LINE・TAPE(MD):40kΩ
●定格入力:PHONO:0.3mV(MC)、2.7mV(MM)
LINE・TAPE(MD)230mV
●最大出力(1kHz,THD2%):PRE-OUT/22V REC-OUT(PHONO時)/13V
●SN比(IEC):PHONO/72.5dB(MC)、84.5dB(MM)、LINE・TAPE(MD)94dB
●周波数特性:PHONO/RIAA偏差0.8dB以内、
LINE・TAPE(MD)2Hz~130kHz(-3dB)
●電源:DC7V±0.5V(消費電流約1.8A)、
専用安定化ACアダプタ付属(入力AC100V 50/60Hz)
●重量:1.8kg
●サイズ:W130×H125×D248mm(突起物を含む)
今日までにTU-875を2台、TU-879Sを2台製作。
うち各1台は友人宅で活躍中。
更に、中古の真空管アンプVT-63(46)プッシュプル
製作者不明の手作り品。中古の真空管プリアンプ
LUXKIT A3032 製作者不明。ジャンクで購入した
ICL(ソフトン) Model1-300B、8年程前に会社の
先輩から購入した、サウンドパーツ製E130Lプッシュプル
パワーアンプ。と、パワーアンプ3台、プリアンプ2台
プリメインアンプ1台と部屋の中は真空管アンプだらけ
です。以前使っていたトリオのモノラルアンプL-08M2台と
ビクターラボラトリーのプリアンプ P-L10はラックの隅で
ひっそりと眠っています。(これらは売却を検討中)
作った話や、改造した話は過去の記事で書いてきましたが、
各アンプの特徴や問題箇所なども少し書いてみたいと思います。
※以下の記事は私の個人的な主観です。
TU-875はエレキットから発売されている真空管12AU7を3本+J-FET
によるハイブリットプリアンプです。

TU-875は現在、TU-879S用のプリアンプとして使用
しておりますが、フォノイコライザーとしても
使用しております。
このTU-875は賛否両論があるみたいですが
音楽を聴くと言う面では、適度な艶と中低域に厚みが
出てなかなか良いです。LUXKITのA3032より、立体感と、楽器や
ボーカルなどにリアルさがあります。
(A3032は部品交換とハンダをすべてやり直そうと思っています)
TU-875は12AU7(5963)を3本使用しておりますが、
ラインアンプ部はLRを1本で行っており、その為か
チャンネルセパレーションはイマイチです。
聞いていて、ん?て思う事があります。
ただ、このアンプのフォノイコライザーは中々の物です。
初段は5極管特性J-FETが採用されており、以降を
12AU72段の計3段増幅となっています。
また、カートリッジもMM/MCと両方使え、また
インピーダンスも抵抗値の変更で行えます。
簡単に書きましたが、抵抗値の変更は、本体をバラして
抵抗を外して、任意の抵抗を取り付けると言う作業
をしなくてはならないので、簡単にはできません。
この辺りを何かうまく改造できないかと思っております。
フォノイコライザーとしての使い方は、REC-OUT端子を
使っています。PRE-OUTですと、ラインアンプを通る為、
チャンネルセパレーションが悪くなってしまう為です。
今まで、P-L10でアナログレコードを再生しておりましたが
TU-875のフォノイコライザーを使った途端、レコード
に対する見方がガラッと変わりました。
レコードってこんなにいい音だったの?と言う感じです。
話はそれますが、レコードはブチブチバチバチ言って
決して良いとは思いませんでした。また、音も中高域
ばかり出て、薄っぺらい音という印象が強く、CDや
DATなどのデジタル機器に勝るものは無いと思って
おりました。
ところが、このTU-875でレコードを再生した途端、おおー
なんと分厚い優雅な音だ!とビックリしました。
この時使用していたプレーヤーはDENON DP-1200、カートリッジ
SHURE Me75EDです。昨年、このプレーヤーを下取りに
DP-80+砲金ターンテーブルを購入しました。
そこで、更にレコードに対する概念がガラッと変わりました。
それは、ブチブチバチバチノイズが全くといっていい位
無くなったのです。まるでCDのようなクリアさで、
CDには無い暖かさ、潤いがあり長時間聞いていても
疲れないんです。レコードは音がいいと言われている
事を始めて実感した瞬間でした。またそれと同時に
CD購入と同時にみんな売り払ってしまった事を
大変後悔しております。昨年から中古レコード市などで
再びレコードを買い集めております。
現在は、キャビネットにDENON DK-2000、フォノモータを
DENON DP-3000、トーンアーム FR-54、カートリッジは
色々(DENON CORAL SHURE STANTON B&O AudioTechnica)
話は戻って、TU-875のREC-OUTは私のメインアンプに
なっております Model1-300Bに繋がっており、その
REC-OUT端子からLUX-KIT A3032のAUXに繋がって
おります。
300Bで聞くレコードの音は格別です。300Bは現在
FullMusic 300B/nナス型メッシュプレートを使用
しております。この球のお話は後日致します。
その他特徴としまして、重量が非常に軽い、
電源はACアダプター(キットに付属)であるので
ノイズが少ない。
ただ、キットを購入して自分で作る場合、部品点数が
かなり多いので、少し根性が居るかも知れません。
目の悪い人などは、拡大鏡を用意すると良いかも
知れません。
以下に仕様を記しておきます。
■TU-875仕様
●使用真空管/FET(信号系):5963(12AU7)×3、2SK170×4
●入力端子:PHONO×1(MC/MMはリアパネルのスイッチで切り換え)
LINE×2、TAPE(MD)×1
●出力端子:PRE-OUT×1、REC-OUT×1
●入力抵抗:PHONO:100Ω(MC)、50kΩ(MM)
LINE・TAPE(MD):40kΩ
●定格入力:PHONO:0.3mV(MC)、2.7mV(MM)
LINE・TAPE(MD)230mV
●最大出力(1kHz,THD2%):PRE-OUT/22V REC-OUT(PHONO時)/13V
●SN比(IEC):PHONO/72.5dB(MC)、84.5dB(MM)、LINE・TAPE(MD)94dB
●周波数特性:PHONO/RIAA偏差0.8dB以内、
LINE・TAPE(MD)2Hz~130kHz(-3dB)
●電源:DC7V±0.5V(消費電流約1.8A)、
専用安定化ACアダプタ付属(入力AC100V 50/60Hz)
●重量:1.8kg
●サイズ:W130×H125×D248mm(突起物を含む)