現行の受験教育について
大学の講義が終わるとコミュニケーションカードを書く。内容は授業の感想を書きなさいだ。私は何を書けばよいか分からなかった。感想だけ書くのであれば大学生でなくてもできる。自分の意見(持論)を書く。質問内容だけ書く。授業の内容をそのまま書く。色々と試した中で一番点数が高かったのは「授業の内容をそのまま書く。」だった。
私が大学生のとき、先生は学生が何を考えているのか分からないと悩んでいた。リアクションが薄いからだ。学生側からすると、間違えるのが怖いだけなのだ。これは学生が悪いわけではない。原因は正解を求める受験教育にある。正解は1つで解き方も1つ。答えが合っていても方法が違ければ間違いである。ズレに配慮するあまり、カードに自由な意見を書けと言っても何を書けばよいか分からなくなるのも当然である。間違いを矯正するのが現行の教育のあり方かもしれないが、教え育むことから離れている気がする。
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