以前より林芙美子の放浪記を読んでみたいと思っていました.
図書館に行ったらこの本の文庫本があったので、早速借りてきて読み始めます。
冒頭に懐かしいこの詩が出てきて、思わず小学校のころの音楽の時間を思いだしました。
歌詞は大体覚えていたのですが、題名はなかなか思い出せません。
ネットで調べたら旅愁という歌で、明治40年に犬童球渓と言う人の作詞であることも初めて知りました。
こんなに古くから唄われてきたのかと思い感慨深い思いです。
てっきり日本の唱歌だと思っていたのがアメリカの唄だというのも意外でした。
子供のころはあまり気にしなかった歌詞ですが、今こうして見るとなんとも淋しげな内容です。
何十年かぶりに旅愁を聞きましたが、いつのまにか自分でも口ずさんでいました。
旅愁(作詞:犬童球渓)
ふけゆく秋の夜 旅の空の
わびしき思いに ひとり悩む
恋しやふるさと なつかし父母
夢路にたどるは さとの家路
ふけゆく秋の夜 旅の空の
わびしき思いに ひとり悩む
窓うつ嵐に 夢もやぶれ
はるけきかなたに 心まよう
恋しやふるさと なつかし父母
思いに浮かぶは 杜のこずえ
窓うつ嵐に 夢もやぶれ
はるけきかなたに 心まよう