多摩、ときどき山

多摩の暮らしと山のブログ

テーマのある山歩き⑥富士見の道

2021-01-18 15:17:25 | 山のこと

(もうすっかり、昨年のことになってしまいましたが…^-^; )
12月15日 、和田バス停(神奈川県相模原市緑区)を出発。

8:00前の気温マイナス4℃!…は、今シーズンの最低を更新。

とにかく動かないと凍えてしまいそうで、まず陽の当たる場所を目指しました。


朝陽を浴びて宝石のように輝くミヤマフユイチゴ(深山冬苺)。

でも、あまりの寒さに今回は口にする気がせず…(苦笑)

朝の冷え込みが強いということは…

本日は快晴なり。

標高を上げるにつれて、南の丹沢山塊(上奥)がクリアに、そして間近に感じられます。 


人工林から急坂の雑木林に変わると、稜線はもうすぐ。

9:20 前回の終点・山の神着。6℃の気温にホッ。

本コースは、東京都に7つある「関東ふれあいの道」の一つ。その名も…


「富士見の道」!

解像度の高い富士山に吹き付ける旋風(せんぷう)が特有の雲を発生させ、山頂付近の風の強さを物語っています。


足元に白いものが…最初は霰(あられ)かと思いましたが、なんと乾雪でした。

どうりで冷え込んだはず。(> <)


10:15 連行峰(れんぎょうほう・1016m)へ。
 
今年1月に多摩の自宅を出て6回目、延べ63㎞を歩いて辿り着いた最初の1000m峰。眺望はなく知名度も高くありませんが、(山頂がなかなか遠い)どっしりとした山容は奥多摩の薬師岳(やくしだけ=北ア北部の2900m峰)?…と勝手に思っています。(笑)

妻は初登頂。過去数十回訪れている私も、今回が一番嬉しかった。

北側に目を転じると…

奥多摩のシンボル・大岳山(おおたけさん・1266m=上奥)が堂々。


10:40 今日の最高峰・茅丸(かやまる・1019m)でひと息。

昔はカヤ場として利用されていたのでしょうか。急坂の狭いピークは通常巻く人が多いようですが、私はお気に入りで必ず立ち寄ります。この場所で、本日初めて高年ハイカーと一緒に。平日ということもあり、出会ったのは単独男性3名のみでした。


生藤山(しょうとうさん・990m)

「富士見」といえばこの山という印象ですが…実は茅丸がおススメ。


11:10 三国峠(さんごくとうげ)

東京・神奈川・山梨の都県境に位置し、古くより甲州街道から武州御嶽(みたけ)に抜ける信仰と交易の道に利用されていたそう。

そしてこの地から…

奥多摩三山最高峰の三頭山(みとうさん・1531m=左上奥)、奥秩父最高峰の北奥千丈岳(きたおくせんじょうたけ・2601m=右奥)を同時に望むことができました♪

でも、先は長い…💦


昼食とコーヒータイムの後…

峠から西に下ったこの場所を、本日の縦走終了点としました。

次回は、笹尾根をさらに西(右手方向)に向かいます。

下山は、以前から気になっていた山梨県上野原市の軍刀利神社(ぐんだりじんじゃ)へ。

奥の院前にそびえるカツラ巨樹。高さ33m、根回り14mは県内最大で、推定樹齢は500年とか。



拝殿に参拝者の姿。

当初は三国山(峠)の山頂にあったものが焼失し、室町時代に現在の場所に移ったとされています。軍刀利の名称は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の帰りに三国山で草薙(くさなぎ)の剣を祭ったことに由来。軍神として信仰され、甲斐の武田信玄も自画讃水仙図の軸を奉納したらしい!

現在は、健康祈願・無病息災・商売繁盛・家内安全のご利益がある神社として、またパワースポットとしてもちょっと知られた存在になっています。(現地解説板ほか参考)


最後まで富士山(真ん中奥)に見守られて…

13:45 井戸バス停(山梨県上野原市)にゴール。

今回は…

地元の…

お土産もゲット。

フルーティーでライトな地ビール(真ん中)は女性好み?個人的には、自家製干し柿(左=2個150円也)の天然の甘みと香ばしさに癒されました。(*^^)
 
☆本日のデータ:距離7.1㎞/最高高度1019m/累計高度(+)787m(-)692m/行動5時間55分☆

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