多摩、ときどき山

多摩の暮らしと山のブログ

2024秋山+プラス

2024-12-09 22:11:00 | 山のこと
2ヶ月も前のことになってしまいましたが💦…10月上旬の3日間、妻の希望で信越の山へ。

「百名山」は敬遠したいけど…日本海側の山には惹かれる。ちょっと遠方なので、下山後は温泉旅館泊という特別感もプラスして、今秋の山旅とした。

前日、長距離ドライブで登山口キャンプ場(標高1150m)着。

地酒で熱燗しつつ…
慌ただしい山ご飯で〆。
(写真は、燻しカツオと根菜のゴマ油炒め〜)

翌5:10…
ヘッドランプを点けて出発。気温6℃。

携帯トイレブースが設置してあるのが、“らしい”。

今回は平日狙いで来たけど…紅葉期の週末は登山者が列を成して半端ないとか。

自分は、概ね2500m以上の高山帯で携帯トイレを使用してきた。今回も豪雪地帯ということで念のために準備(使わずに済んだけど)。こうした設備には大賛成⤴︎

沢筋から、岩場混じりの急坂を稜線へ。
日本海が見えた!
森林限界を抜いた頂上台地から…
8:40雨飾山(あまかざりやま・1963m)南峰着、8℃。

さすが人気の山、週末外したのにそれなりに人がいた^^;

石仏が鎮座する北峰。

東隣りの妙高・火打山塊もそうだけど、日本海側の山は雪深く、登頂できる期間が限られるためか信仰の匂いが漂い、特別感がある。

予定では、山頂でラーメン&コーヒータイムのはずだった…が、雲厚く風が冷たいので、快適な場所を探しながら往路下山することに。
笹平周辺の通称「天使の横顔」。わかります?

オヤマリンドウ(御山竜胆)の蕾は固く閉じたまま…
ナナカマド(七竈)の紅葉も、もうひとつ。

色が霞んでる感があるのは今夏の酷暑の影響か。

唯一、荒菅沢(あらすげさわ)にて
布団菱(ふとんびし)の岩峰(上奥)をバックに咲く、色鮮やかなキクに癒された^^*

日本海側なのであまり自信ないけど…ノコンギク(野紺菊)?

樹林帯では…
マイヅルソウ(舞鶴草)の果実も、宝石のルビーみたいで美しい。

そして…




しっとりした…
本場のブナ林に包まれる感覚は、何ものにも変えがたい幸せ。

太平洋側のそれは、近年の少雪乾燥で瀕死の状態だからなぁ…来られてよかった。

結局お昼食べるのに適当な場所がなく、12:30下山。

自分は今回、11月の目標を意識して水5㍑を含むテント、調理器具等幕営用具一式を背負っての山行。重さは17kgくらいか…急坂のみっちり行動にかなり疲れた上、腹ぺこ状態(泣)

魚肉ソーセージ&ミョウガ入り醤油ラーメン(初組み合わせだったけど味も食感も意外にイケタ⤴︎)と…
コーヒー&道の駅で手に入れたヨモギ大福&持参した文旦砂糖漬け

…を噛み締めるように味わった二人なのでした(笑)

☆当日のデータ:距離8.4㎞/最高高度1963m/累計高度(+-)962m/行動7時間20分☆

最後に、こちらがお目当て⁉️の後日談。


ちょっぴり贅沢な一夜を麓の温泉宿で過ごさせていただきましたm(_ _)m

翌日は、今更ながら…
長野県大町市の山岳博物館へ。

信州に来たら山ばかり登って、麓の観光地にほとんど足を向けなかったからなぁ^^;

余談ですが…9月に里帰りした際、広島平和記念資料館(2017年リニューアルオープン)を数十年ぶりに訪れた。それに近い展示に感じた。

使い込まれた登山道具や動物の剥製等実物展示はあるものの、パネルや模型に画像・映像を組み合わせたものが中心で、明るく垢抜けた雰囲気。

少なくとも「広島」は、被曝者ら多数の遺品や蝋人形等…若い時に見学した時の方が強烈に心に残った。

これも、時代の変遷かな。

北アルプス方面の眺望。
(山岳博物館前より)

平和であることが一番大切。何気ない日常を穏やかに過ごせて、山にも行けて…改めてそう思える風景だった。






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