此処で、秋も深まりつつある今日今夜、秋の名月も見たことだしココイラで、わがブログ名、奇妙奇天烈なタイトルに関して・・・
「カメ漫だらだら石ちゃん散歩」の由来などを語ってみようかと思うのですが
如何なもんでしょう。
それは、そう1987年に初めて個展を開いたぼくでしたが、個展をプロデュースしてくださった有名なデザイナー氏が、「フォト曼荼羅を目指せ」という檄を贈ってくれたのでしたが、その由来にちなんでいるのですね。
カメラメーカーである、ミノルタという企業のフォトギャラリーでぼくの初の個展、「東京原色図鑑」を、東京、大阪で開いたのでしたが、新人カメラマンの個展にしては大変多くの方が見に来られたのも、実はある新聞が大きく記事にしてくださり、本人もびっくりですよ。そう朝日新聞なんですよ、本当に大きな記事にしてくださり、それで押すな押すなの大盛況、それほどでもないのですが・・・まあ多くの方が見に来られましたよね。
プロデューサーは、玉田顕一郎先生で、当時たしか篠山紀信氏の写真集、玉三郎氏を撮ってつくり大いに売れた本のデザインをされた、そうあの玉田先生だったのでした。
何かコネでも?と言われるならまったくございませんでした。
当たって砕けろとばかり、玉田先生に写真を見てもらったのです、すると、
即、良し、これは写真展をやろう、となったのです。
のちの噺、偶然ある女性から、高校生の頃、彼女は某女子高に学んだのだそうですがそれがみんなでこの玉三郎氏の写真集を何度も何度も憧れてみたんだそうでして…そういう需要もあの写真集にはあったのかと思いましたねえ。
で、なんでブログのタイトルと、曼荼羅が関係あるのかと?
そう、カメ漫だらだら、つまり我がブログ名に、ひっそりと「曼荼羅」を隠しておいたつもりなんですねえ。
あれから、35年の月日が流れました。早いものですねえ、ビックリ…ですよ。
70代の今日日も毎日写真を撮っておりますし、好きなんだから、まあ天職なんでしょうね。
そんなわけで。奇妙なブログ名の由来をちょっぴり披露した次第。
ところで、個展会場に、今最高に乗っているカメラマンの森山大道氏も、ぼくの大好きな歌手の藤圭子さんもお見えになっておられたこともここに書き留めておこうと思います。
フォト・文 石郷岡まさお