世の中には、もうたくさんのブロガーがいらっしゃるのですね。中にビックリするくらいの面白いブログを常に一定以上の面白さで書いている人々が多数いるらしいこと、ようやく最近になって分かりました。
もう、これは本が売れないとか嘆いてばかりいる出版関係の方々へも大きな転換点になる事態なのではあるまいかと思うのですが、いかがなもんでしょう?
とは言っても、手練れの書き手は、現実にはプロの作家の方につまり大手でも大手じゃあなくっても、出版社が抱えている、というのか少なくとも出版社が認知して、お付き合いもしている作家達の方が安定して売れる作品を生み出せる能力をお持ちであることは確かなようなんですが。しかし、こんなに可処分所得が減ってくると、いくら本が大好きな人でも、本を買うお金を削減して生活費に回すのは火を見るよりも明らかなのではないのでしょうか。
ぼくだって、青春時代から、なんとなく本が好きになってから50年近く経っているんですが、これだけお金に困ると、当然本を買う予算は削られてきます。食べることにいちばんお金をかける、だからなんとなくお腹が減ってもいないのに脅迫的に食べ物をお腹に詰め込んでしまう、太る、悪循環なのですね。
本当にぼくは貧乏なのでしょうか?それは間違いない。だけれど、本の価格には、ついて行けない昨今でもあるのです。単行本 四六版 240p 1800円等というものは、もう買えません。いい本ほど高いこと、了解してもいるのです。今日日、下手すると文庫本でも800円いえいえ1000円を超えることも珍しくありませんね。読みたいなあ、という思いも泣いて諦めなければならないのです。たとえ文庫本1200円でも一生の良かった本100冊の1冊に入るかもわからないのに・・・何が悪いのでしょうか?こんなに富める者と貧困者との格差がかってないほど拡がったことが一番怪しからんのです。資産家、稼ぎに稼いだ人の総資産8000億という人は果たして何にお金を使うのでしょうか?ぼくの思い込みかもしれませんがそういう人は500円の文庫本でも買わないのでは?お金儲けが楽しくって楽しくって・・・・・ということなのかなあ。
そろそろ、次の時代の成功者が出てきてほしいものです。ズバリ言いましょう、個人のブロガーの中から大成功者が出てきてほしいのです。今までの紙の本から?いいえ、出来れば電子書籍で幾百万の読者を魅了するような作品を持って大いに稼いでほしいものだと希望いたします。今までの権威とか秩序の中から生まれて欲しくはないとはぼくの個人的な願いにすぎません。100円、200円の電子書籍を何百万部も売って、新しい億万長者がネットの世界から生まれて欲しいもんだなあ。そんな夢をぼくは持っております。名高い演説にはならないかもしれないけれど、ぼくには夢があります。
面白いブログを書く人が、何人もいて、ぼくの才能のなさを知ったから、どなたか新しい才能よ出でよと願う次第なのであります。きっとそんなふうになるかも、という面白いブログの書き手、実はもう見っけてあるのですね。
写真・文 石郷岡まさを
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