まさおレポート

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バリのユダヤナ大学 これが名前の由来ではないか

2010-12-11 | バリ島 文化・風習・葬祭・ヒンドゥ・寺院・宮殿

バリにユダヤナ大学がある。バリに滞在していると割合耳にする大学で、かつてバリを初めて訪れたころはこの学生と友達になって毎日のようにバリ中を連れ歩いてもらった。大学の学生寮でドリアンを食った思い出もある。このユダヤナという名前はどこからとられたのかと漠然と考えていたのでが、下記の文章の中でウダヤナという西暦紀元後一〇世紀のヒンドゥー教の論理学者の名からとったのではないかとの確かではないがあたっていそうな予感のする発見をした。

http://homepage1.nifty.com/manikana/m.p/bunnka/tanoshimi.html インド哲学の愉しみ 宮元啓一 のなかで偶然見つけたもので、下記のように記されている。

有名な逸話がある。それは、西暦紀元後一〇世紀の論理学者ウダヤナという人物にまつわるものである。ウダヤナは、仏教に対抗するために、絶対最高神の存在証明を、じつに精緻な論理を駆使して行った。ある日の夕方、ウダヤナは絶対最高神を祀っている寺院を訪れた。ところが、もう夕方だというので、寺院の門扉は閉ざされていた。ウダヤナはたいへん怒ってこういい放ったという。お前の存在を証明してやった我が輩を門から閉め出すとはいかなる了見か、と。つまり、ウダヤナにとって、絶対最高神よりも自分のほうがはるかに偉かったのである。

もしそうだとするとヒンドゥ教の島バリにまことにふさわしい大学名ではないかと思う。


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