あるLGBTの伝説 ヴァルター・シュピース: バリにパラダイスと転生を求めた男
宮本正男
シュピースまでのバリの歴史1、700、000 B.C. ジャワ原人250000B.C. ホモ エレクトスがバリに 洞穴や木の上に住む。毛皮や木を切る。40000B.C. ホモサピエンスがバリに2 . . . 本文を読む
高級な対談 植島啓司+伊藤俊治『共感のレッスン 超情報化社会を生きる』 養老孟司より
自己はいまでは当然だが、仏教ではよく無我という。確かに私は「ある」が、その中身はなにか。デカルト座標には原点がある。二本の直線がそこで交わる。原点は確かに存在するが、中身はない。点ですからね。私はそれを「空」と呼ぶことにしている。
意識の中の自分も、多分それと似たようなもの。なぜかというと、自己とはナビの矢 . . . 本文を読む
色彩によるトランスバリのヒンズーはインドのヒンズーとは異なりバリ特有のアニミズムの影響を強く受け、さらにこの島に伝わる古来からの伝承や習慣とも結びつき、多様な要素が一体となって“アガマ・ヒンズー”と呼ばれる独自の完成された宇宙観や宗教性を形づくっている。
シュピースはこのアガマ・ヒンズーの世界にパラダイスを見出した。この世界には善とともに、悪しき神や悪霊も存在する。すべて . . . 本文を読む
バリのスカラ・ニスカラを考えていると日本の空也、一遍、さらには称名念仏やお題目、クラシックやジャズ、ロックにまで考えが及ぶ。さらにはなぜ人はパラダイスやシンギュラリティーを追うのかととめどもなく興味は広がっていく。そしてその行き着く先には陶酔とトランスによる共同体の共通感覚があるのではないかとの手ごたえを得た。しかしその追及はまだまだ道なかばだ。デッサン的なメモを作ってみた。(このような簡単なメモ . . . 本文を読む
30年以上前の1989年、40歳のわたしは初めての転職を控え、長年の疲れをとるために一月にわたるヨーロッパの旅をした。ヨーロッパで毎日石の文化を見て歩き反対のものを求めていた。なにかで読みかじった知識をもとに残りの一月をバリで過ごすことに決めていて再度成田を立ってデンパサールに向かった。
機は夕方にバリ島に近づいた。きらきらと光る海に急降下して船やバリの街並みが肉眼ではっきりと見えてきた。夕暮れ . . . 本文を読む
火葬ガベンある日にいつもの散歩コースをビーチに向かうと、店にはカリマンタン籠バッグ屋の親父がいた。「このところいなかったね どうしたの」「ウブドの近くのバツブラン村まで帰っていたんだ」5年に一度の葬儀のためだというので何のことか分からない。よくよく聞いてみると次のような話だった。
バリでは亡くなると一旦埋葬する。その後5年たってから白骨化した遺体を取り出し火葬にするのだという。村中の火葬を一斉に . . . 本文を読む
跳ねば跳ね 踊らば踊どる 春駒の 乗り(法)の満ち(道)をば 知る人ぞ知る
一遍
バリのサンヒャン・ドゥダリは二人の少女が踊るもので一種の幻覚状態を引き起こすとされる香(penudusan)をかぎながら、次第にトランスに陥り、歌にあわせて踊り始める。(ドゥダリは精霊を意味する)
バリでは至る所でトランスに接する。例えば日常に食するトウガラシ、バリではチリをドライバーのRは毎食に唐辛子10本を . . . 本文を読む
前原氏は「菅直人が釈放しろと言った」と明かす。https://www.sankei.com/politics/news/200908/plt2009080001-n1.html
今頃になっても明かしたのは評価できるが、「あの世に行った時、仙谷先生に叱られるかもしれません。」はいただけない。
言わないと国民に叱られるとでもいうべきではなかったか。親分子分、義理人情も大事だがやはりどこか判断基準が . . . 本文を読む
「アルカトラズからの脱出」をネットフリックスで見た。1979年作クリントイーストウッド主演の映画で脱獄ものだが、同じくプリズン・ブレイクと比べてみるとはるかにプリズン・ブレイクの方が面白い。
以前にスティーブ・マクイーンの「パピヨン」を見たときはさすがハリウッド映画だ、連続ドラマものの長時間に匹敵するほどの内容と面白さだと思ったのだが「アルカトラズからの脱出」はさほどではない。
頭の人形を作る . . . 本文を読む