マサの雑記帳

海、山、庭、音楽、物語、歴史、温泉、経営、たまに税について。

千秋楽

2016-05-22 21:49:38 | 日記
 夏場所の千秋楽。
稀勢の里は横綱日馬富士に押し出しで勝ち13勝2敗で場所を終えた。

以前の稀勢の里ならずるずると引きずって3連敗しそうで正直冷や冷やしたが
落ち着いた取り口で、北の富士親方曰く「今場所一番の相撲じゃないの」とのこと。

 総じて中日以降、一見物人から見ると「みっともない相撲」を白鵬が
取らなくなり、稀勢の里、日馬富士、鶴竜との取り組みは、いずれも
意地を見せた熱戦で、相撲はいいなあと思わせる真っ向勝負だった。
今日の鶴竜もよかった。周りがいいと白鵬の強さがよくわかる。

 さりながら贔屓目でいえば、やはり稀勢の里のまっすぐな相撲が上位陣の
矜持というものを刺激したのだと思いたい。

 一方、わんぱく相撲土浦場所。
6年生の長男は不戦勝2で決勝トーナメントに進出してしまい
マイまわしを持参した怪童達のパワーをまざまざと感じた様子。

 3年生は女子出場者2名で、長女の対戦はすべて男子。
普通の体格の子とは善戦し、場内からは声援も飛んだようだが
押し出され、塩が目にしみるのと、悔しいので大泣き。

 帰宅するころにはすっきりした顔で、楽しそうに取り組みを振り返っていた。
そして、大相撲をテレビで見て、「同じことしてる」と。
所作の意味などいろいろと教わったことを、教えてくれた。

対戦相手のデータを参考までに
6年生の部
163センチ90キロ優勝者 彼に長男(141センチ34キロ)は立ち合いで吹っ飛ばされた
149センチ80キロ
142センチ62キロ 
3年生の部
142センチ43キロ 長女(130センチ26キロ)一瞬のはたきこみ
130センチ34キロ 目まぐるしい攻防で場内を沸かす
143センチ55キロ 優しく押し出し

6年生の部は私も勝てないような気がする。


 


相撲

2016-05-16 22:54:52 | 日記
 牛久市役所に行って稀勢の里関の後援会に入会。
番付をもらった。

 たまたま、ちびっこ相撲土浦場所というのがあり、勝手に妻が申し込んだ。
父や叔父が飲みながらあれこれ長男と長女に手ほどきをしていた。
かなり迷惑そうだ。
 年代のせいか、叔父は相撲の技を結構体系的に身につけていて
びっくりした。私は教わった記憶がない。

 最近、小学校では遊びで相撲を取るのは御法度のようだ。
校長室へ連行された同級生がいたとのこと。
 いかに我々団塊ジュニアが軟弱か、叔父には良くからかわれたものだが
それでも、今よりはかなりおおらかな時代だったと思わざるを得ない。
体育で相撲もやった。しかし本物の土俵には上がった経験がない。
 
 22日は5月場所の千秋楽にして子らの初土俵。
八卦良きことを願う。

そして暖かく少し乱暴で、我々兄弟の憧れだった叔父の息災を祈る。

ローテク

2016-05-07 00:18:09 | 日記
 4月の終わりにキャンプに行った。

高校時代に買った装備をいまだに使っている。
しかし、ついにテントを新調した。

 4人用で2kgですよ!!
かつて買えなかったダンロップの軽量一人用テントを思いつつ
苦節数十年・・・一応ちゃんとした山岳用テントである。

 購入に当たって比較対象としたアライテントのカタログは、
カタログにしておくのにはもったいないほど、硬派なエピソードと写真に
溢れ、熟読に値する。その真剣な思い入れがそこはかとなくユーモラスで
無邪気に笑わせてくれる。
 かつて憧れた怪しい探検隊の「オモシロカナシズム」であろう。


オモシロカナシズムに最も近づいたのは大学の同級生数名と、
社会人になってから理想のキャンプ地を探し、
クーラーのきかない4ドアセダンにぎゅう詰めになって彷徨した折であろう。

 四万十川のつもりで鬼怒川でキャンプし、水がないので
川の水でコメを炊いた。ご機嫌で酒を飲みカレーを食った。

 全くの中流域であった。どう考えてもその水は、
飲料に適さない、ということに気づいたのは翌朝だったが
誰も腹を壊さなかった。

 そんな、若さと馬鹿さが好きだ。若さは心である。
だから、怒られるだろうが、オモシロカナシズムに女子は不要である。
もてちゃいけないのである。

 山登りの手ほどきを受けてからは、昨今の山ガールにも
お話しできるような、美しいキャンプもあったが、
思い出に残るキャンプは、どちらかというと失敗の多いキャンプであって
キャンプをして疲れが取れるということは決してなく
よく眠れずに疲れて帰宅し、やはり布団はいいなと思うのが常である。

 だから、今回のファミリーキャンプは
時代の変遷を思い知らされた。
キャンプは快適であるべきなのだろうか?

 ランタンもなく真っ暗で、
酔ってしまって、かゆくて、星が見えて、魑魅魍魎の声と気配がして・・
 とはいえ、家族や親せきをそんなところには連れていけないか。

 今回の収穫は、今さらながら、
もやい結び、巻き結び、自在結び、がきちんとできるようになったこと。
そして、機械は使わず、ロープの特殊な結び方を使った木登りの進化形を体験できたこと。
 どんくさい子供でも安全に高い木に登れる。競うこともなく。
気長に研究していきたいと思う。
曰く、馬鹿と煙は高いところに上る そうである。