時給850円のアルバイトから気がつけば取締役になった僕が伝えたいこと

アルバイトから出発し正社員、管理職、取締役と昇ってしまい、ついには代表取締役まで。そんな僕の思考、想いを綴る

久保田達也先生のセミナーに参加

2011-09-09 | 日記(~2013年)

 きょうは夕方から商工会議所主催の若手経営者向けセミナーに参加した。講師はサイバー大学教授でプランナーの久保田達也先生。約2時間半の講義は刺激的な内容だった。その中で印象深かったのは「会議から、アイデアはうまれない!」。
 久保田先生。実は僕が20年前に購入して、いまだに時々読み返している書籍、「勝てる企画の技術」(ダイヤモンド社)の著者なのだ。引越しのたびに処分もしないで、手元に残している1冊。本の初めの方には僕の手書きで「1992年5月12日火曜日 銀座旭屋で」と書いてある。当時の僕は、ある会社で通信販売のカタログ制作をしていた。クリエイティブ業界のほんの片隅に位置していたわけだが、20代の後半からは、広告やマーケティング関連の書籍をひたすら読んでいて、もう死語になっている「タウンウォッチング」をひたすらしていた。そんな中で昼休み毎日立ち寄っていた書店で見つけたのがこの久保田先生の著作なのだ。

 この本に出会った時にはインターネットもWebもまだで、現在とは情報環境が全く違うのだが、僕はこの著書から刺激をもらい、助けられた。

 今回、久保田先生のセミナーがあることを知り、是非とも参加したいと思った。講義の後の懇親会でこのことを先生に話し、持参したこの本にサインをしてもらった。サインに書かれた一言は「大きなアイデアは絵に描け」。

 この本の72ページに、「アイディアを生むために必要なのは、体験情報だ。・・・・重要なのは、自分の体験、知識の積み重ねが」どれだけあるかということだ。」と書かれている。
 この本に出会ったちょうど2年後、僕は会社を辞めてオーストリアに向かった。そして田舎にアパートを借りて1年間弱にわたり生活する日々を送った。