マシュマロ雲のむこう

札幌生まれの雑貨店mashumalo cloud店主
(ただ今休業中)で
雑貨作家cotori cafeのつれづれ記

祖父の雑貨

2009-02-01 | 都会のことり
東京地方の雨、恵の雨にしては大サービスでしたねー。

昨夜からの強い風でガタガタと雨戸が揺さぶられています。
建ち並ぶマンションを吹き抜けるビル風に
背中を押され駅へ向かうといつもより早く着きました。
(追い風参考)

           *

昨日は祖父の没後30周年(母曰く)でした。

同居していた祖父を家で看取ったのは7歳のころ、
初めて”人の死”を体験しました。

96歳の大往生だったので眠るような旅立ちだったので
子供の私には「眠っているけど違う?」くらいの
感覚だったとは思うのですが、次第に
死に対する恐怖みたいなものを感じていた気がします。

”恐怖”っていうのは違うかもしれない・・・
実感として死を受け止める重さを学んだんでしょうね。

そんな人生の先生の祖父には収集癖がありまして、
たくさんの品を残していってくれました。
(ついでに収集癖も私に遺されました)

”真鍮のろうそく立て”もその一つ。
「空襲の時に使っていた」と祖母が言っていたので
昭和初期のものなんでしょうか。

曲線と桜の切り抜きがなんとも愛らしく
大切に使わせていただいてます。
灯りをともすと下に桜のカタチに灯りが
映り込むのがこれまた愛らしく気に入ってます。


最近祖父が40歳過ぎ頃の写真が出てきまして、
見るともの凄くカッコイイ!のですよ。

面食いの祖母(これもしかと受け継ぎました)が
16歳の歳の差を乗り越え結婚したのも
納得できる映画俳優のごとき佇まいです。

しかし、残念ながらその遺伝子は何処へやら。
父にも遺伝せず、兄への隔世遺伝もなく・・・。
望みは甥っ子に託されました。

          *

ホームページのリニューアルが亀の歩みで
進んでいます。まだ未完成ですが
たまにのぞいてやってください。

mashumalo cloud

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バレンタイン限定ケーキの予約などしています。
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