以前娘がお世話になっていた地元の児童館に、先日行ってきました。6月にミニ・ピアノ・コンサートと称して、ディズニーメドレーやスティービー・ワンダーなどをFantomで演奏させてもらい、「またクリスマスにぜひ」と言っていただいたので、その日程を決めるための久々の訪問でした。館長先生は私と年齢が3つくらいしか違わない、洋楽のお好きな方で、キーボード・マガジンの話をしたところ、とても驚いて下さいました。(時々ギターマガジンを買われる方だったので、雑誌の存在もご存知でした)日程は12月5日で、前回と同じ赤ちゃん連れのママさん対象の水曜日。前回の話が出たので、思い切ってその時のざわつきについて聞いてみると、いろんなイベントをやってもだいたいがそんな感じなんだそうで、やはり赤ちゃんをあやしながらなので、シーンとすることはできないけれど、それでもみなさん、耳はちゃんと聴いているんだそう。そして館長さんが貴重なことを言ってくださいました。
「タダだからって来るわけじゃないし、面白くなければみんな出て行ってしまうんだよ、タダだから。でもこの間は誰も出て行く人がいなかったでしょ?だから大成功だったんだと思うよ」と。
そうか。お金を払っていれば、少しくらい面白くなくても、もったいないからいようと思うけど、タダなら別に出て行っても自由なわけだし。
何だかその話を聞いて、目の前がパーっと明るくなった気がしました。
無料ライブで人を惹きつけることほど、修行になることはないんだ。そう考えると、やっぱり路上ライブのコブクロはすごいなあ、と。今度楽器フェアで窪田さん&勝田さんのライブもありますが、この2人なら惹きつけられるのはもちろん、タダで見れて得した!と心から思えるでしょうから、それがきっとプロというものなんでしょうね。