福島原発事故は放射能汚染がひろがりますます事態は深刻化している。
最近、原発問題について述べている「『科学の目」で原発災害を考える」(不破哲三)』を読んだ。
このによれば、原子力発電は
1.原子力の利用をめぐる二つの不幸として、一つは最初の実用が核兵器だったこと、二つに動力炉も戦争目的で開発されたこと。
2.原子力発電は「未完成」で危険な技術として、一つは原子炉の構造が不安定なこと、二つめは使用済みの核燃料の後始末ができないこと。
3.日本のような地震多発地帯に原子力発電所が設置されている非合理性。
さらに日本共産党が一貫して原子力発電に反対した国会質問の経過にふれ、政府や電力業界の無責任な答弁の実態がよくわかる。
政府や財界が、利潤第一主義で原発政策をすすめてきたことが明らかにされている。
私の感想としては、全国の原発稼動を直ちに中止すること、原発建設も直ちに中止すべきとの思いにいたった。
だから、私の住んでいる山口県上関原発建設も直ちに中止してもらいたいものである。