今日の言葉
一番嫌らしい嘘は、一番真実に近い虚言だ
ジイド「一粒の麦もし死なずば・第二部」
フェイクニュースの花盛り、うそとまことが紙一重、混沌とした時代を読み解くのは難しい時代になりました。ビスマルクの名言があります。
「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」
東洋思想に『干支』があります。「戊辰戦争」「辛亥革命」等、事件に対して、干支を頭につけることがあります。今年は「庚子」です。将来、「庚子コロナ戦争」とでも命名されるかもしれません。
武漢から発生した新型肺炎が猛威をふるい、何もかもどん底に落とされた世界と日本、ことの始まりは中国、一番早く終息したのも中国でした。そして、ウィルスの原因は米国だと言いだしました。人に責任をなすりつけ、自国を正当化するのが常套手段、孫子のお国がらです。
相手に選ばれたほうは大変です。「蛇ににらまれたかえる」、地団駄を踏むことが多くなり、頭に血がのぼる、それが中国の狙いところ、一番の危険な国は日本かもしれません。嘘つきは、閻魔大王が成敗してくれます、それを信じましょう。
干支は60年に一回やってきます。今年は庚子、その前は1960年になり、その年の政治の流れを調べてみました。
戦後から高度成長期へ移行する時期でした。新安保条約、新内閣の誕生、新生日本のスタートでした。
1.19 新安保条約調印
1.24 民主社会党結成(委員長西尾末広)
4.28 沖縄県祖国復帰協議会結成
6.15 安保阻止第二次実力行動
全国580万人参加全学連主流派
国会構内に突入、警官隊と衝突
東大生樺美智子死亡
6.23 新安保条約批准書交換発効
7.15 岸内閣総辞職
7.19 第一次池田内閣成立。初の女性大臣に中山マサ厚相
10.12 浅沼社会党委員長、日比谷の3党首立合演説会の演壇上で右翼青年山口二矢に刺殺される
12.8 第二次池田内閣成立
日米新安保条約、ここから戦後体制が決まり、そして始まりでした。それから60年、この秋に米大統領選が行われます。その結果いかんで、日米関係は変化していきます。また、戦後から高度成長期への移行、「所得倍増計画」が発表され、池田首相の「私は嘘を申しません」流行語になりました。内閣も岸氏から池田氏に政権交代、もはや戦後ではないといわれるようになります。コロナで傷ついた日本、旧体制を捨て、新生日本誕生の兆しがみえます。
庚子は、「庚」は改まるまたは改めるという意味、「子」は十二支の始め、まとめると「いままでのものをご破算にして、再出発しましょう」という意味になります。
経済、社会、世界情勢等、年表みるとその時代の生活の息吹を感じます。先人たちの知恵を借り、先に進む、ビスマルクの言葉をかみしめて。
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