はじめのことば
縁故主義
血縁や縁戚などによってつながる人を、そうでない一よりも優遇する考え方です。具体的には、政治家などが自らの地位を利用し、身内の者や仲間を公職に任命することや、公共事業を優先的に受託させることなどが挙げられます。
朝日新聞DIGITAL 2023年9月22日 溝口哲郎さん (高崎経済大学教授)
自分の便利は他人の不便
宅配ドライバー「死にものぐるい」「非効率ですね」――1日200件の現場を取材 2024年問題で緊急対策…再配達「値上げ」案も(日テレNEWS) https://news.yahoo.co.jp/articles/b6364f975280507f295b21b4f2cceaf8f3436b58
アマゾンの宅配は物凄い速さで改革を進めています。
先日、ネスカフェドルチェカプセル三箱を朝一で注文したらその日の夕方には置配されていました。電光石火の早わざです。今まで以上に配達のスピード早くなっています。しかし、アマゾンから依頼を受け配達する人たちの忙しさは並大抵のものではありません。マンションの管理室に詰めていると、朝から夜まで、アマゾンのマークが印刷された荷物が山のように積んだ台車が朝から夜まで何台か入館します。そのあと各フロアを見回りすると、共用廊下の各部屋の玄関前に置配された荷物があります。壮観な眺めです。これじゃ
ベゾス様は世界の大富豪になるわけだ、またまた、納得しました。
2024年問題対策に政府と関連業者はどのように解決しようかと知恵を絞っています、が、少子高齢化社会では効果も上がりづらいのではないか、そんな気持ちになります。生産者人口の減少で働き手が少なくなり、必然的にドライバーの確保もままならなくなります。
注文者には物凄く便利でも配達する人は大変な思いをして、その日のノルマを果たしています。これからは今以上に配達荷物が増え、益々、過酷な労働条件になります。
「自分の便利は他人の奉仕によってもたらされる」
アマゾンの配送員がウーバーイーツの配達を頼んでいるかもしれません。この世は持ちつ持たれつ、TPOによって何通りの組み合わせも可能になります。しかし、一番利益を挙げているのは、システムをつくった会社です。現在、配達する個人事業主の報酬は労働力に対して不釣り合いです。それを解決するために、配送料上乗せした値付けが行われるでしょう。
「便利さが欲しい人は、配送料を徴収します」
このような時代が迫ってきています。
きょうはここまで、続きは次回に。ご訪問ありがとうございました。