今日のことば
権力とは、本来、公のために使うものであり、 私心、私欲に使ってはいけない
菅義偉官房長官の発言
「『反社会勢力』は、様々な場面で使われ、定義は一義的に定まっているわけではないと承知しています」
反社会勢力
「桜を見る会」に参加した反社会勢力の人たちが招待されていたことも問題になっています。反社会勢力は、第一次安倍内閣に定義されました。菅官房長官は、その時の閣僚の一人でした。自分たちが、決めておいて、「定まっているわけではない」との発言はおかしいですね。一度出した見解をころころ変えるのが、安倍首相と仲間たちです。言うこととやることが一致しないし、都合が悪くなれば、詭弁を弄して逃げ回ります。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」、淡泊で、寛容な日本人の性格を見抜いて、「逃げれば勝ち」というパターンを確立してきました。が、今回はどうでしょう。反社会勢力との闇営業で、涙流しながら謝罪し、活動を自粛している芸能人もいます。薄ら笑いを浮かべながら答弁している当事者もいます。首相の尻拭いのため、苦しい言い訳をする官僚もいます。模範にならなくてもいいが、自分たちが決めたことを守るのが、人間社会のルールです。「桜を見る会」により、民主主義の精神の一つ「平等」は反故にされました。「権力さえ持てば何でもできる」という今の風潮、きちんと説明を行い、責任をとらなければ、闇の世界になります。口できれいごとは何とでも言えますが、実行がむずかしいですね。記事紹介します。
2007年6月19日
第一次安倍内閣で「犯罪対策閣僚会議」で「反社会勢力」が定義された
暴力、威力と詐欺的手法の駆使して経済的利益を追求すれ集団又は個人である。「反社会勢力」をとらえるに際しては、暴力団、暴力団関係企業、総会屋、社会運動の標ぼうゴロ、政治活動標ぼうロゴ、特殊知能暴力集団等と、いった属性要件に着目するとともに、暴力的な要求行為、法的な責任を超えた不当な要求といった行為要件にも着目することが重要である。
企業がどのように反社会的勢力に備え被害を防ぐべきかを明示したものだ。当然、多くの民間企業は、この指針で示された定義を根拠に、反社会的勢力を認識し戦ってきた。また、交流を持った従業員や所属人員を処分してきたことは、島田伸介氏の引退ら芸人の闇営業などでも記憶があるだろう。
関係府庁においては、今後、企業において、本指針に示す事項が実施され、その実効が上がるよう、普及、啓発に努めることとする。
BIGLOBE ニュースより