はじめのことば
わたしは弱者より強者を選ぶ。積極的な生き方を選ぶ
坂口安吾「恋愛論」
国民の酒は焼酎
若かった頃、宴会の余興にみんなで歌った曲がありました。それは
当時の日本は高度成長期入口、道路工事、ビルの建設等、インフラ投資まっしぐら、活気に満ちあふれていました。その原動力が“焼酎“でした。このころの有名な曲があります。それは
その頃は、日雇い労働者が寝泊まりする場所がありました。東京では“山谷“が有名でした。歌のイメージは、擦り切れて日に焼けた畳、そこに空の瓶が散乱、そして万年床の煎餅布団、そんな世界が目に浮かんできます。日中の仕事の疲れを癒す一つの手段としてお酒、特にもお値ごろ感があった焼酎が主役でした。
甲と乙二種類
酒税法の定義では「連続式蒸留器で蒸留」と「アルコール度数25度未満」の両方を満たす焼酎を甲類、「単式蒸留器で蒸留」と「アルコール度数45度未満」の両方を満たす焼酎を乙類と定義しています。甲類焼酎の材料は酒粕や廃糖蜜を原料とする発酵液です。それに対し、乙類焼酎は主に麦や米、芋などから造られます。
chibasake.comより
甲乙つけがたい焼酎
焼酎と言えば、”安い”という思い込みがありましたが、ネット通販真っ盛り、日本全国のおいしい焼酎が紹介されています。そして結構いいお値段です。乙類焼酎は、芋、麦、米、黒糖等を原料としています。今回は芋焼酎5本セットを注文しました。その中の一本、”ハイスタンダード”、『おっ、何だ!この味は!』おいしさに、”ビックリしたなぁもう”。ストレート、ロック、水割り、原酒がしっかりしているので、どんな飲み方をしてもしっかり芋の香りが残っています。日本全国津々浦々、まだまだ、うまい日本酒、焼酎があるのではないか、ささやかな楽しみができました。一方の甲類焼酎はどんな割り方でもなじむので、酎ハイ、サワーと変幻自在に呑兵衛好みに変化します。今では居酒屋にはなくてはならない存在になりました。焼酎は甲乙つけがたい正真正銘の国民の酒になりました。ただ一つ、飲み過ぎには要注意です。
きょうはこれでお仕舞です。ご訪問くださいましてありがとうございました。
焼酎の歌!
すっかり忘れていましたが、学生時代に皆で歌った記憶が甦りました。
確かに、当時はウイスキーは高級品でした。
懐かしい歌、有り難うございます!☺️
いつも拝読いたしております。
当時はウイスキーは”レッド”ハイ二ッカ”、少し余裕があるときは”ホワイト”、”オールド””リザーブ”は高値の花でした。今、気軽にスコッチが飲める時代になり世界を身近に感じる時代になりました。