ハンバ―ガ―一つで何千億円の売上額をみておったまげました！

　　　　　今日の言葉

私のために夕食の支度をして待っていてくれる女性がいたら、わたしは才能のすべてを投げすてても悔いはない

ツルゲーネフ

味なことやるマクドナルド

マックについて書こうとしたら、古いキャッチコピ―をふと思い出しました。「味なことやるマクドナルド」変換すると、店名の横にⓂ️🍔🍟がでてきます。YouTube

検索したらなつかしいCMがありましたので載せました。

米国生まれのマックが日本の街の中に溶け込んでいます。全国の駅のタ―ミナル、商店街には必ず黄色のMのマ―クが茶色の看板の下地をバックに浮き出ています。日本人の生活の中に欠かせないものになりました。

マックが日本に上陸、それまでの飲食店に衝撃を与えました。調理場用と接客用のマニュアルがありオペレーションがしっかりしていたところです。決められた調理時間で品物を提供できるシステムに目を見張りました。味も合格点です。

「誰でもが、調理、接客しても同じに作業ができる」

これを武器にして、全国展開していきました。

当時の日本の飲食店は、「徒弟制度」、師匠、先輩の仕事を盗んで自分の技術を身につける教育のしかたでした。マックが銀座三越に開店、それ以後、日本の飲食店はマニュアルの花盛りとなりました。それにより、寿司屋、蕎麦屋、中華屋もチェーン展開可能になり、ロ―ドサイドに派手な看板がいたるところで目につくようになりました。

チャーミングな笑顔と制服、それとてきぱきとこなす仕事、それまでは、水商売とよばれていた飲食店のイメージが変わり、ビジネスとして注目されるようになりました。手頃な値段で、財布にやさしく、いつでもどこでも食べることができます。ながら族と呼ばれ、何かをしながら食べることが流行りました。歩きながら頬張ることもできます。それまでの日本の家庭のしつけは、歩きながら食べるのはNG、食事はきちんと座って食べなさい、というものでした。

今から半世紀前、学生の頃、通学途中にマックがあり、週一でかよいました。私の好きなメニューはフィレオフィッシュでした。体重がきになる年頃だったので、無駄な抵抗としりつつ肉は避けていました。

この頃、マクドナルドにあまり買いにいかなくなりました。並んぶのがおっくうなのと、注文の仕方のわずらわしさが原因です。宅配まですることもないし、家で食べるのが一番です。歳をとった証拠ですね。

ハンバーガーという商品で何千億円という売り上げをあげるのはすごいことだと改めて思いました。

最高益を上げたと言う記事を紹介します。

マック営業益過去最高

312億円宅配・持ち帰り需要対応

外食業界が新型コロナウイルス禍に苦しむ中、マクドナルドが絶好調だ。日本マクドナルドホールディングス(HD)が9日発表した2020年度期決算は、本業の儲けを示す営業利益が前年比11.7%増しの312億円と過去最高だった。コロナ禍で高まった新たな需要に、いち早く対応できたことが奏功した

売上高は前年度比2.3%増の2883億円、純利益は19.6%増の201億円だった。客数は8.5%減だったが1人あたりの購入額が16.7%も増えた。1店あたりの1か月の平均売上高は、01年上場以来、過去最高になった。強さの理由は、感染拡大で高まった持ち帰りなどの需要を取り込んだことだ。

その立役者の一つがドライブスルー。国内2924店のうち、半数の約1500店がドライブスルーを備える

昨年4～5月は、ドライブスルーの売り上げが全体の半分を占めた。宅配への対応も早かった。自社の宅配網のほか、宅配便代行サービスも活用。宅配できる店は、20年末で41都道府県の1518店と、19年末の2倍以上に増えた。

商品では、夜の集客を狙った「よるマック」が好調。ハンバ―ガ―の肉がプラス100円で倍になるほか20年度2月には米を使った「ごはんバ―ガ―」を売り出した。好業績を受け、直営店では、時短要請に伴う自治体からの協力金の申請を見送る。

21年の業績予想は、売上高は前年比3.9%増の2995億円、営業利益は2.3%増の320億円、純利益は1.1%の204億円を見込む。

朝日新聞朝刊2021.2.9(若井琢水)

今日の一曲紹介します。