93歳になるメール自慢の義父がいます。
「90歳過ぎて絵文字つきのメールできるのはオレだけだ。」
返事はだだ
「すごいでしね。たいしたもんですね。」褒めたたえるしかありません。そんな人がメールがおっくうになったと泣きがはいりました。
「少し休暇をとりましょう」
メッセージをおくりました。
それまで、私は、毎日決まった時間に、朝日新聞の折々の言葉の丸写しとあいさつとコメントを添えメールしていました。そんな訳で、一週間余り休んでいましたが、四月になり、葉書が届きました。お礼に下記の内容のメールを送りました。
「さくらは旅立つ人々を温かく見守り励まし散っていきます。学生は入学式、リクルートスーツに身を包んだ社会人は入社式、私も『リ・スタート』です。」
4月3日の夕方に返信がきました。
「さくらチルチル桜シベリア捕虜の俺だけです。」
きちんと書けていましたが、言わんとしていることは、いまいち理解できませんでした。さくらとシベリアどこで繋がるのかとしぱし思案しました。四十年足らずのお付き合いの会話の中から『キ―ワ―ド』があぶりだされました。
〈満蒙開拓青少年義勇軍〉
終戦はシベリアでした。
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