植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

アーモンドは、なかなか素敵な植物ですぞ

2019年02月27日 | 植物
 ワタシの「ローズガーデン」では、およそ50本のバラを育てております。先日今年初めての殺虫剤散布を行いました。バラを栽培している方は、ん、早いのでは、と思われるかもしれませんが、新芽が芽吹く時期に裸木でも構わず薬剤散布しておくと、梅雨ごろまでによく発生する黒星病が、かなり防げます。バラに病気はつきもの、葉っぱが黄色くなって、はらはら落ちても、そんなに気にはしません。もともと生命力に溢れ、落葉すればすぐに新芽が伸びてきます。とは言え、うどん粉病ほかの病気や害虫対策を怠ると、花付きにも重大な影響を及ぼすので、そうなる前に予防は欠かせません。そういえば、「かなガーデン」では、しょっちゅう薬を散布しているとみえて、よく葉が真っ白になっているのを見かけます。入場料を取るからには、バラを病気や虫食いにしておくわけにはまいらぬ、ということです。こちらでは、入園料はトップシーズンで大人800円、バラは約千本あるといいます。当植物園ではバラが50本としてかなガーデンの1/20、計算すると料金は40円、うーん、見料はとれませんな。

 バラ科というと、今花盛りのボケ、梅もその仲間、日本人が開花を心待ちにする桜も当然バラ科ですね。シモツケ、モモ、イチゴ、リンゴ、ビワ、アーモンド、ザイフリボク(ジューンベリー)、ナナカマド、ヤマブキなど挙げるときりがありません。これらは、ほぼ全部栽培してますよ。なーんでか。それはね、食用になる実をつけるものが多いから。

 昨日、アーモンドが咲き始めました。アーモンドに限らずバラ科には塩害に弱い種類が多いです。昨年2度の強い台風で、海水が巻き上げられワタシの果樹園にも降り注ぎました。翌朝散水して洗っても、だいたいは手遅れで、すももやアーモンドはあらかた葉を落としました。ブドウ、シマトネリコ、モミジなんかも一夜にして茶色に変色しましたな。そのせいで暖冬もあって、晩秋から真冬にかけて桜他バラ科の植物がちらほら開花したのですね。それどころかアーモンドに至っては2個結実しました。
 アーモンドは成長も早く、1M足らずだった苗は、2年後にもう3M近くなりました。花は一度にはに咲かず、数週間かけてぽつぽつ咲くのですが、それはそれは可憐にして清楚な小花です。花もちも良く、庭木におすすめですね。自家結実性があり、昨年は30個ほど収穫しました。まだ幼木に近いので、実はさほど大きくなりません。これの種を割って食べるのですが、市販されてるものに比べるとだいぶ薄っぺらでした。ローストしても生食でもオッケー。生でいただくと、梅干しの種の中に入ってる白い核(仁、といいます)に似た味がします。手間はかかりますが、今年いくつ収穫できるかと思うと、ワクワクしますな
コメント
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