植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

牛にひかれて善光寺より 風呂に浸かって一献傾ける

2022年12月08日 | 旅行
先ほど長野県の長野市から中野市、そして渋温泉という旅程から帰宅しました。二日続きのブログの更新無しは名折れでありますので、取り急ぎの報告・更新であります。


目的は銀行在籍時代の遊び仲間と、コロナまたぎの久々の温泉旅行、目的地は初めてお参りする「善光寺」、長野市に暮らす旧友、新入行員以来の同期で毎夜のごとくお酒を酌み交わした知人との再会を果たす、でありました。

細かなところは省略しますが、長野県に向かって生まれて初めて「新湘南バイパス(茅ケ崎)圏央道→関越自動車道→上信越自動車道(長野)」というルートを運転したのです。基本的に長時間の運転が億劫になり、腰も痛むので遠乗りは控えていたのですが、仲間3人を乗せてドライブする羽目になりました。しかし、便利であります。料金はともかくとして300㎞弱の旅程がほぼ全線自動車専用道路(高速道)なのです。JR、新幹線を乗り継ぐと大体往復一人2万円ほどの旅費ががかります。4人で8万円というところ。それを車で行けば、ガソリン代が6千円位で、高速料金が往復14千円弱でしょう。一人頭5,000円の計算になりますから1/4の値段に抑えられます。

更にただ今全国でブレイク中の「旅割」5千円、加えて地域振興券みたいなもので3千円のクーポンがつきますから8千円もお得となるというわけです。

こんなことを活用して「賢い旅(やや貧乏くさい旅行)」となりました。最初に目指したのが「牛にひかれて善光寺」であります。他人に連れられて、普段行かない場所へ出掛けることを表すので、まさにワタシ達一行のことになります。また、元の意味は、欲に駆られた婆さんが牛の角に引っかかった布を追っかけたら善光寺まで到達し、それがきっかけで深い信心に入ったという故事に倣うようです。牛に轢かれて、(道路を改修)全工事 という事ではありません(笑)

善光寺は、軽井沢より先には観光はこれしかない、と思うほどの力の入った施設でした。威容を誇る10棟以上の本殿や社寺別院などが連なり、その表参道には両側に「宿坊(お寺さんが経営する宿泊施設)からお土産物屋、蕎麦屋さんなどがずらりと並び、モダンともいえるほど整然と美しい街並みの寺前町を形成していました。これでは集客力抜群ですね。


7年に一度で令和4年『善光寺前立本尊御開帳』、有難い記念の年という事で勢い込んで行ったのですが、6月末ですでにイベントは終了でありました(笑)。それでも「残り僅か」と筆書きされていた記念の御朱印1500円を含めて御朱印をゲットいたしました。


ワタシにしては珍しく朱印帳を持参したので、直に書いてもらう事が出来ました。(いつもはすでに準備してある紙に日付を入れるだけのものです)。書道と篆刻に首を突っ込んでいるワタシとしては、まことに結構な御朱印でありました。
 本殿の奥には地下にその仏様の胎内と言われる真っ暗な回廊がありました。600円を払ってそこを手探りで一巡するとなんだかご利益があるらしいです。

ここで、友人と約10年ぶりに再会を果たしたのです。彼はワタシと同じ勤務先の銀行を早期退職し、実家に戻って家業を手伝う傍ら、市民活動から市長に立候補して当選を果たしました。昨年、3期目の選挙に敗れて在野の地元名士として多忙の生活を送っているやに聞いておりました。

そして、彼の地元から近い「湯田中温泉」の一つ「渋温泉」という小さな川が流れる温泉旅館にて美味しいお料理と昔話をつまみに最終目的の「一献を傾けた」という次第でありました。本日は長旅の疲れでへとへとなので、これまでにいたします。
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