植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

よっぽどいい気なNTT(Lemino・docomo) と既存の放送局

2023年12月27日 | 時事
ワタシはかなり怒っております。

昨日の、ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一の世界戦、これは数か月前から楽しみにしていたのです。
何しろWBC・WBO世界王者井上尚弥選手とWBA・IBF王者のマーロン・タパレスの対決で、井上選手は世界でも今まで一人だけの2階級統一王者をかけての戦いです。ワタシはボクシングは物心ついてからずっとファンで、白黒テレビでファイティング原田やら藤猛、西城正三などの世界戦を食い入るように見ました。以降もガッツ石松さんや具志堅用高さんなどの、世界戦はほぼ全てテレビ観戦してきました。

しかし、歴代の数十人の政界王者の日本人でも、井上は頭二つ抜きんでています。スピードにテクニック、パンチの強さと打たれ強さ、スタミナ、どれをとっても超一流で、他を寄せ付けません。しかし、30歳になるのに、プロの戦績はわずか30戦(30勝)です。これは、あまりに強くて相手がいない、世界チャンプが対戦を回避してきた証左であります。

PFP(パウンドフォーパウンド)という称号があります。ボクシングの全階級で、階級のハンディを考慮して世界で誰が一番のボクサーか?という順位ですが彼は2022年に一度一位になっています。その後Tクロフォードなどが代わって上に来ますが、これは井上選手が戦う機会が無かったことに由来します。たしか去年はドネアとポール・バトラーとの2試合しかやっていませんし、今年もスティーブン・フルトンと、昨夜のタパレス戦の2試合だけなのです。 

それだけの素晴らしい、実質世界一の日本人ボクサーがタイトルマッチをするのに、なんとテレビ放送しないのです!!!
昨年12月バトラーとの一戦もテレビ中継が無く動画配信サービス「dTV」でしか観れませんでした。これも当日アクセスが殺到し、会員登録なしで無料で配信されたのでした。
昨日夕方は、何の気なしにテレビでその世界戦の放送予定を検索していたのにどこにも「井上尚弥戦」が出てきません。アッ?と思ってネット検索したら「Lemino」という動画配信でしか観れない、という事が判明しました。これはNTT関連の会社で前述のdTVの後継企業だそうです。

急遽スマホに詳しい倅に連絡をとってテレビに繋げる方法を模索しましたが埒があきません。お隣の息子さんが駆けつけてきました。彼は勤務するT貴金属のSEなのです。ところが、やっぱりこれもテレビでの視聴が出来ない。どうやら、NTTが指定する機能は古い機材では対応していないので、最新のバージョンのAmazonなんとかという機器を買わないといけない、というのです。

そういえば、女子サッカーのワールドカップ予選もテレビ放送が無かったですよね。はっきり言えばNHKはじめ既存のテレビ放送局は怠慢であり、企業努力が足らず、視聴者目線に立っていないと思うのです。だから、ちょっと高い放送料になると横を向いてしまう、スポンサーの意向次第、みたいな。
あんたら、何十年もの間、空中の電波を独占してきたんじゃないですか?

DAZNは、このワタシでもテレビの横についている差込口にUSBケーブルを使ってiPhoneを繋ぐだけで見れるようになりましたよ。それが、このLeminoはシステムに明るい二人の若者が1時間かかってもうまくいかない、つまり複雑でわかりにくく金が掛かるという仕組みになっているのです。

怒っています。NTTは元が電電公社、役人なんですよ。国民のニーズも利便性も高齢社会にも対応しない「独りよがり」の会社なんです。日本郵便と一緒だな。

今朝、ある方にLINE登録をお願いするためショートメールなどで「LINEQRコード」を送ろうとしたらNTTdocomoからは送れない、という事が判明しました。「MMS機能を有効にする」というシステムが無いのだそうです。
うちらの間では「よっぽどいい気」と呼びます。NTTはよっぽどいい気で、自分たちの方が偉くてLINEなど知ったことか、という態度にしか思えません。タダで誰でも利用できる便利なLINEを軽んじているのですよ。

結局、スマホの画面でしかボクシングを見ることが出来ませんでした。老眼の年寄りにはつらいのですよ。
NTT(docomoも含めて)は情けない会社、役人気取りのいけ好かない会社だとしみじみ感じる年の瀬でありました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 貧乏くさい話で済みません | トップ | 旅に行きたい そうだとりあ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事」カテゴリの最新記事