植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

オリンピック どーうでもいいわ

2021年07月06日 | コロナ
 オリンピックはあと2週間で開催だそうです。さすがにテレビでも過去の映像やアスリートの話題を連日取り上げて、盛り上げようとしているようです。  世間ではどうかは存じませんが、ワタシはあまり待ち遠しい、といった気分にはなりません。むしろこの梅雨空と同じく憂鬱でしかありません。

 穴があちこち空いたバブル方式、ボランティアにはワクチン接種も行き届かず、いまだに無観客か観客数を減らすかでわぁわぁ騒いでおります。入場券だっていまだにどうなるかわからないのです。

 開催2週間になってもまだ、選手選考や入替が続いているのです。本来なら少なくとも半年も前に代表選手を選出し、専門のコーチやスタッフをつけて強化合宿を張り、最後の調整を行うはずです。団体競技なら呼ばれた選手を集め戦術や作戦を練って準備すべきなのですが、そんなゆとりも無いバタバタであります。

 聖火リレーから、開閉会式の会場運営や、競技の日程調整も二転三転しているようです。そもそも、各国からの選手団だって似たようなもので、幾人かは参加を辞退し、直前になって陽性反応が出た、とか事前の別大会で集団感染が発生しているとか、ちゃんと競技に参加できるかもアヤシイのです。開催前に宿泊して合宿するはずの自治体まで受け入れ辞退という事例が後を絶ちません。

 ワクチン接種は、大幅に予定(目的)のペースを下回っております。あの古だぬきの自民党スポークスマン田崎先生は「信頼できる筋からの情報によると、ワクチン量は確保できてるが、接種が遅れてる自治体にだぶついたりしている」と言っていました。信頼できる人?誰やそれ(笑)。政府に信頼できる人なんていません。嘘ばっかり。狸だから化かすのが商売であります。役人だって隠蔽や改ざん、信頼できない適当な情報出しては失政を誤魔化してるじゃないですか。

 量は確保できてると言ったのは、田村厚労大臣で、足りているはずだ、半分くらいは在庫として残っている計算になるといった主旨でした。嘘つくなよ。だったら、なんで職域接種や集団接種の予約を中断するの?どうして一日100万人接種しないの?

 仮に、自治体のせいで接種が遅れているのなら、あるいは過剰在庫を持っているなら即座に足りない自治体へ移送して全体にまんべんなく遅滞なく供給調整するのが当たり前なんです。それが国の役目でしょう。至極簡単な作業なんですよ。空港に来た各社からのワクチンがどこの県にいくつ割り当てられて届いたか、そこから先にどこの機関や病院に送られ、日々何人が接種したか、などは足し算引き算、つまり小学低学年レベルの計算です。数量や関係先がどれだか多かろうが、たかだか数十万という単位であります。全国自治体と連携してワクチン消化実績表にリアルタイムで入力すれば、たちどころにどこに滞留していて、どこが不足するだろうと予測することなど容易いことなのです。

 河野太郎さんは、わりに正直なので「足りない」と白状しています。菅さんが9月までに国民全員の分を確保する、とぶち上げたのもやはり得意の大ぶろしき・空証文で、なんの確証や見通しもないまま「選挙対策」とオリンピック対策で「安心安全」という絵空事を信じ込ませようとしているにほかなりません。嘘ばっかし。

 自民党の政治家はことあるごとに、経済を回すために緩めるのは仕方ない、ウイズコロナだから感染者が増えても気にするな、と言ってきました。世界の常識では、最大の経済対策はコロナを無くすことにあり、そのためにロックダウンやワクチン接種を最優先に推し進めてきたのです。中国がいち早く経済回復し現在でも感染者を抑え込めているのは武漢閉鎖、有無を言わせぬ徹底的な行動管理を行ったからなのです。
 
 今、日本では何度も繰り返した来た愚をまたしても推し進めようとしています。オリンピックを強行し飲食店には規制を緩めようとしています。運動会や地方のイベントも中止にするな、と通達を出しております。すでに、コロナは明らかな第5波が始まっております。いまだ全体の3割に届かないワクチン接種の遅れ、感染力・重症化の強い変異株の台頭、オリンピックから夏休み、お盆と人流がさらに拡大するのを目前にして、ワタシ達に出来ることと言ったら、静かにオリンピック観戦し、首をすくめて恐ろしい嵐が通り過ぎるのを願うばかりなのでしょうか?

 
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今日を潮目として身辺整理しよう

2021年07月05日 | 雑感
先日九州大分の中学時代の同級生から、訃報が届きました。同学年のM君がすい臓がんで亡くなったのです。判明しているだけで10名が鬼籍に入りました。同学年は91名でしたから、1割強になります。亡くなった旧友のほとんどが享年50歳前で、内女性が6名というのが普通ではないことです。

 すでにワタシらの歳は、がん年齢と言われていますし、生活習慣病でガタが来るのも当たり前なのです。戦前ならとっくに死んでいてもおかしくない年齢になったのです。

 世間では断捨離やら終活などの話題がしょっちゅう取り上げられております。ワタシ自身も、気持ちの中では、その日を意識して「財産簿」などを買ってきて、身の回りを整理してきちんとわかるようにせねばと考えております。しかし、現実には地域の活動にどっぷりとはまり、植物だけだった道楽が、書道・篆刻・メダカと広がる一方であります。気持ちと真逆にあれこれ手を広げ、ヤフオクでしこたまお道具をかき集めるという悪癖も治りません。

 親の因果が子に報い、などといいます。親がなした悪行の報いが弱い子供や家族に及ぶ、という戒めでもあります。「弱いところに出る」という摂理がその結果に表れております。

 室内や廊下に置いた観葉植物や洋ランがずいぶん枯れたのです。一時期洋ラン栽培に夢中になり、ネットや洋ラン展で一通りの種類を集めました。当座は花が咲き株も元気なのですが、数が多いことと育て方のバリエーションが多い洋ランを一緒くたにして水やりなどの管理をしているため。いつしか弱って枯らしてしまうようになりました。偏に管理不行き届き、忙しさと他の趣味に意識や時間を持っていかれ、植物の世話がおざなりになっているのです。

 整理を付けようと思い立ちました。そこで枯れたもの、ほぼダメそうな植物を片付けようと植木鉢を集めたら13個!、ショックであります。室内や屋上に200種類以上の植物を育てているとはいえ、毎日傍についていてこれだけの植物達を1シーズンで枯らしてしまうとは。

 やはり、キャパシティーを越えてきたのでしょう。歳で注意力や集中力、体力も衰え、同時に多くのことをこなせなくなっているのに、やることばかり増やしてきた、そのツケが回ってきたのです。

 このブログもメインが植物出始めたのですが、どうやら軌道修正しなければならないようです。屋外の地植え植物達はともかく、これからすこしづつ室内の植物は整理し、新たに買い入れることもやめようと思います。

 以前聞いた話を思い出しました。人間は歳ふるに従って、その能力が衰え変わっていくので、趣味で育てたり集めたりするものも変わっていくのだと。若い頃は動物を飼いたがるけれど、老年期に近づくと園芸に変わります。それもだんだん成長が遅い盆栽などに移行し、最後は動きが無い流木や石集めになるのだと聞きました。

 自分では、犬とメダカを飼い、まだ若いつもりでいたのですが、園芸中心になり当然「盆栽」もやっています。あぁ、そしてすでにして目下最大の趣味興味は「石集め」になってるではありませんか。彫りやすい印材、見た目が美しい石、これらを毎日のようにヤフオクで落札し、おそらく千個以上の手持ち在庫があります。いくつか彫っては人に差し上げても焼け石に水で、増えるばかりです。

 今朝も早朝から2個「摸刻」印を彫りましたが、いくら彫っても数は減りません。秋になったら販売を前提として本格的に彫るつもりではありますが、そんなに注文が来るわけもないのです。もしワタシに何かあったら、おそらくその印材の数に仰天するでしょう。これは、のんびり落札して集める場合では無い、むしろ出品してどんどん処分すべきではなかろうか、とまじめに考えております。

 
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下手な篆刻も数彫ればあたる

2021年07月04日 | 篆刻
毎日降り続ける梅雨空を眺めながらも、書道と篆刻に打ち込める時間が増えており、それはそれでありがたいのです。

ここのところは、日下部鳴鶴 先生の「十七帖」を臨書しております。鳴鶴さんは没後101年で、明治三筆と呼ばれて、大正にかけて活躍した日本の書道家では最も優れた方の一人であります。この人の遺した「臨十七帖」は昭和二年に刊行され三円で販売されています。題字に「坤」の一字があり、上下(乾坤)二部発酵されています。ワタシはこれをヤフオクで数千円で入手しましたが、古書としては1冊1万円以上で売られているようです。

 これをお手本に書いて、汚したり傷めたりしたら、もしかするともったいないのかもしれません。しかし落札したのは臨書が目的です。構わず書いておりそろそろ4周目になります。
こんな感じでコツコツ書いております。まねて書いて少しでも先生の書体に似てくれば、その書法をわずかでも会得したことになるので書道の稽古としてはとても有益なのです。

 真似るのは「篆刻」も同様です。ワタシはかねてから篆刻は自己流、我流で行こうと思っております。印刀は鋭利な刃物なので、手がこわばり目がぼやけてきたワタシにとっては危険な道具です。強く力を込めて刻すので、手許が狂って手指に刺さると深手を負います。血液サラサラの薬を飲んでいるので出血がなかなか止まらないのです。止血できても小さく深い傷は治りが遅く、痛みも強いので生活に支障が出ます。

 ですから、使う道具は専ら「ニードル・目打ち」を使います。邪道ですが、持ち手がふとめで針先までしっかりしているので、安全に彫りやすいのです。印刀ならば、刃先で削る、切るといったイメージですが、目打ちだと、穴を穿ち突くという感じになります。篆刻で使われる用語「甘くなる」というのは、角などに鋭い切れがなく丸まってしまうことを指すようですが、目打ちで衝くと、まさに角ばった線が出しにくいのです。補完として刃先が小さく薄いもので仕上げていくようにしています。

 上の写真は今「摸刻」している作品の参考・手本にしている書籍で、今から30年前に発行されています。この本で見ると左手に印材を持ち、右手で彫る、という写真がいくつも出てきます。手の中で回しながら角度を変え彫り進めるのでしょうが、やはり手許が狂って左手に刺さると思います。そもそも安定しません。

 そこでワタシが使うのは「印床」であります。
これにがっちり印材を挟んで固定し、印床をくるくる回して彫るのが合理的なんです。奥の四角いのが今まで使っていたものですが、手前の丸いのは最近ヤフオクで「篆刻道具まとめて」の中に発見いたしました。大小4つの印床、多数の印矩(押印するときの定規)、印褥(押印用の下敷き)、印刀などひとまとめにして5300円で落札出来ました。

 この丸い印床は下の台にローラーが組み込まれているので、上だけで回転させられるのです。これは非常に便利で、篆刻の作業もスムースにいくのです。回転式の印床は、現在は真鍮性のものが1万円以上で売られています。書・篆刻でこういう重い金属製品は馴染みません。やはり木製がよろしいのですが、ネットでは市販されていないのでおそらく廃盤・製造されていないもののようです。
 
というわけで新兵器を手にしたワタシは、俄然やる気が出て6月末から摸刻を始めております。すでに6個彫りました。

いずれも、有名篆刻家さんの印稿・印影をまねたものです。
細部の彫りに甘さが出ても気にしません。失敗してやり直したり、寸分たがわず彫るのは時間ばかりかかるので、今は大体のところで満足します。何十本か彫ったら、たまには数日かけて精緻な模倣作に挑戦しようと思いますが、多作多刻で修行する、というのが自己流の練習法であります。

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緊急事態 災害が近隣で発生しております

2021年07月03日 | 時事
昨夜は2度災害警報のけたたましいアラーム音で目が覚めました。今朝7時にも再度警戒レベル5の緊急速報が出ました。レベル5といえば、実際に洪水や浸水が発生して被害が出そうなので避難など安全確保しなさいということです。
 それが当地平塚の西の端、大磯町に接する2級河川「金目川」であります。ここのどこかが氾濫した模様なのです。ワタシの家は逆の茅ケ崎との市境にある相模川の川のそばにありますが、今朝の様子はほとんど増水しているようには見えず、濁った水が流れ下っておりました。

 今日で三日間降り続いているのです。屋上に置いたバケツなどの容器にたまった雨水からみると総降雨量は400mmを軽く越えています。

 平塚市は、地形としてはほとんどが平坦な土地なので山が崩れるなどによる土砂災害の心配は少ないのです。相模川は、川幅が広くなだらかで直線的になっているので、昔から決壊・氾濫といった大災害は起きておりません。加えて数十年かけて堤防建設工事を行いましたから、よほどのことが無い限り災害にはならないと思います。ただし対岸の茅ケ崎はゴルフ場やマリーナなどがあって河口から数キロにかけてきちんとした護岸堤防はありません。

 さきほど屋上のメダカプールを見てきましたが事前に対策をしていたので、プールを越水してメダカが逃亡してる形跡はありませんでした。屋上スイカは水抜き穴を空けたので、とりあえずは水没してスイカがおぼれることは回避できました。もとからプラ舟の縁から上に出るように土盛りして植え付けています。手はつくしました、あとはもう眺めているしかありません。

 金目川は、流域が短く水源から海までわずか21キロメートルです、好天が続けば水が減りますが、曲がりくねって川床も高いので、一旦大雨になると氾濫し、暴れ川と言われています。今回も、すでにいくつかの支流でも越水して浸水が発生しているようなのです。これでこのまま決壊して大規模な河川氾濫が広がったら、平坦な土地ゆえにワタシたちの住む地区にも影響、浸水が及ぶ懸念はあるのです。そうでなくてもワタシのいるところから数分の場所にある国道の鉄橋下は数メートル地表より低いので大雨の時は通行不能になるのです。

 幸い雨は今のところさほどではありません。最近よく耳にする線状降雨帯の集中豪雨は、今の技術では発生予想が困難で、今現に起きている地域の把握しかできないそうです。

 もしバケツをひっくり返したような豪雨になれば危険は増します。こうなると自治会長としても大変な局面に遭遇するかもしれません。まず、防災ラジオを取り出して、情報収集、町内の名簿を用意して「防災部長」や市の防災担当とも連絡を取り合う必要があるので連絡先を・・あっと、先日防災会議で連絡網作ると言ってたのにまだこちらには届いてません。

 昨年までなら、たまにテレビをつけあとは書道でもやってれば済みましたが、今年は自治会を引き受けたので、万一の災害が発生すれば、町内370戸の住民の避難や安全に対する責務があります。22名の独居老人要非難介護者がいるのです。そうした人たちの安否や防災に気を配り、いざとなれば雨中に飛びだし、町内を回らなければならないでしょう。

 すでに静岡から神奈川県にかけて避難指示などが発令されております。こうしてはいられません、浸水に備えて防災用品を確認し、情報連絡先を確認し、防災ラジオを付けっぱなしにします。カッパと長靴を準備して雨の様子を見て危機感をもって過ごすことにいたします。

 
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雨が続くと生きた心地がしない

2021年07月02日 | 植物
昨日から断続的に激しい雨です。沖縄の方ではそろそろ梅雨明けかと聞きました。関東は当初の予想に反して遅い梅雨入りで、ここ数年のパターンではこれからしばらく本格的に降るのだろうと思います。

 気が気でないのです。雨が続くとブドウなどの果樹栽培にはとても悪影響が出ます。先日誤ってシャインマスカットのビニール屋根に穴をあけて、根元に向かって、びしゃびしゃと雨だれが落ちてきます。あぁなんという愚かなことをしたんでしょう。雨の中で修復も困難なんです。

 屋上でのスイカ栽培も、こう強い雨が続くとプラ舟で作った大きな花壇(プランター)に雨が溜まってきます。スイカの根っこは、多少土濡れていても平気ですが、浸水してしまうと窒息して枯れてしまいます。
完全に雨がかからないようにマルチングすると、屋上では乾燥と高温が激しいので、水やりいたしますが蒸れてしまう危険もあるので水管理が難しいのです。
 昨日からビニールと園芸用のプレートを被せていますが、これ以上強い雨が続くなら、プラ船の側面に水抜き用の穴を空けて最悪の事態を回避しようと思います。下は雨が降る前の状態です。


 屋上のエリアが約25坪あって、これがワタシの遊び場、メダカの養殖から園芸、花火の見物などとても貴重な空間なのです。少し建築費が余計にかかったかもしれませんが、庭用に更地25坪を新たに取得し維持することからすればはるかに合理的、しかも地球温暖化防止にわずかながら役に立っているはずです。


 ちょっと前まで晴天が多くスイカも順調でした。
苦労して工夫しても、なんとか収穫にこぎつければ、と思います。

スイカに限らず100種以上の植物がいるんです。

源平カズラです。非耐寒性なので冬は温室です。


 パッションフルーツです。昨年うまくいったので2鉢増やしました。その授粉樹が下の「トケイソウ」です。


ハイビスカスも咲いています。まもなくプルメリアも咲き始めます。

睡蓮などの水生植物も数種類植えています。もとは、空中の池にしてメダカを飼い、ビオトープにしようと思いましたが、さすがに屋上での環境は厳しく、管理も大変なので分離いたしました。今は、シラサギカヤツリソウが咲いています。 

メダカたちは雨が降っても構わないのですが、プールに雨水が溜まってあふれると大変なのです。メダカたちが雨と一緒に流れてしまうのです。最近誕生したベビーメダカたちは雨のかからないサンルームに避難させました。親メダカたちのプールには縁から数センチのところに越水しないように穴を空けておりますが、子メダカだとその穴をすり抜けてしまいますから油断できません。

 朝から合羽を着こんで雨対策であります。晴れる日もあれば雨降りの日もあります。楽しみがあれば苦労もあります。
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