イギー・ポップがボーカルを務めるアメリカのロックバンド、ストゥージズの2ndアルバム。
イギー・ポップの荒々しい歌唱に加え、ハードロックともガレージロックとも形容できないサウンドが展開されており、初めて聴いたときのインパクトは絶大。
しかしながら、ただうるさいだけではなく、サックス奏者のスティーヴ・マッケイを起用したり、ブルース調の曲もあったりしてとても工夫されています。
パンクムーブメントが起こる前に生まれた作品であり、ストゥージズの楽曲はプロトパンクと呼ばれることもしばしば。
それ故、イギー・ポップは「ゴッドファーザー・オブ・パンク」と呼ばれることも。
総じて唯一無二と言える情熱と破壊力を持ったアルバムであり、セックス・ピストルズのジョン・ライドンを始め多くのミュージシャンに多大な影響を与えた偉大な作品です。
【トラックリスト】
1. Down on the Street
2. Loose
3. T.V. Eye
4. Dirt
5. 1970
6. Fun House
7. L.A. Blues
Down on the Street
T.V. Eye(Live)
【余談】
ストゥージズはイギー・ポップのあの容姿のせいかあまり人気がないのが残念。
ストゥージズは1stの「The Stooges(1969年)」と3rdの「Raw Power(1973年)」もとても素晴らしいのでぜひ聴いてみて下さい。